「最も優れた米軍のダイバーズウォッチ」と言われた時計の復刻モデル登場

ミリタリーはもちろん、幅広いファッションスタイルに馴染む一本。

米国ニューヨーク発祥のブランド「BENRUS(ベンラス)」の腕時計を3月18日(金)に発売する。

米軍用時計の老舗「BENRUS」

BENRUSは、1921年にBenjamin Lazrus(ベンジャミン ラズラス)と2人の兄弟によってニューヨークで設立され、彼の名前の最初の音節と家系の名前の最後の音節からその名前が付けられた。

ベンラスの名前が世に知れ渡ったのは、軍用時計を生産する1メーカーとして政府の御用達となったベトナム戦争の時。第二次大戦後の急激な景気回復・需要の拡大の波にも乗り、機械の調達に苦しむメーカーがある中、ベンラスを立ち上げた当初から使い続けたスイスメーカーとの太いパイプのおかげで、その需要を一気に飲み込んで急成長を遂げる。

その勢いは、一時はアメリカの3大メーカーの1つになるほどだった。

過酷な環境下で時を刻む2つのモデル

ベンラス社は、米軍とMIL-W-50717の軍事契約を結び、米軍のニーズに応えてTYPE I, TYPE IIを設計し、1972年頃から1980年まで製造。TYPE I はこれまでに製造された中で、最も優れた米軍のダイバーズウォッチの1つになったと言われている。

タイプIIモデルは、タイプIと組み合わせて製造され、現場の兵士やオペレーターにより適した12/24時間のダイヤルを備えていた。

ケースのデザインは、「モノコック」ケースを選択。裏ブタがないデザインで、当時のほとんどの時計とは異なった。ケース自体はすべて鋼ブロックから機械加工されていた。

ムーブメントにアクセスする唯一の方法は、ドーム型のクリスタル、針、ダイヤルを外すこと。この設計により、時計の耐久性が大幅に向上したと言われている。

BENRUS TYPE-I、TYPE-II 復刻モデル

当時の資料(MIL-W-50717)を基に、忠実に再現し復刻したのが今回の復刻モデル。TYPE-I、TYPE-IIそれぞれに、オリジナルと同じシルバーケース、そしてファッション性を高めたブラックケースの2種を用意。

オリジナルは機械式だったが、復刻モデルはスイス製クォーツムーブメントを採用したことで、軽量で、気軽に身に付けることができる。


タフで軽量な時計は一本あると重宝する。新しいコレクションに加えてみては。

公式サイト:https://benrus.jp/

(hachi)

※価格は全て税込