京都の街歩きにちょうどいい、アートな空間がオープンする。京都のギャラリー「galleryMain(ギャラリーメイン)」がリニューアルオープン。こけら落としとして4月8日より美術家・山崎裕貴氏の個展を開催する。
新しいスローガンとロゴデザインになった「galleryMain」
「galleryMain」は、京都河原町五条にある写真・現代美術を中心に扱うギャラリー。ギャラリーや美術館は静かに作品を観るのが一般的かもしれないが、galleryMain社は作品を通して対話することで、観客も専門家も「芸術を初める」場所を目指している。
この思いを込めて「まずは対話から」をスローガンに掲げ、ロゴもこれまでのギャラリーのイメージを一新するため、対話を表現する吹き出しをモチーフにした。
山崎裕貴氏の個展を開催
galleryMainのリニューアルオープンに伴い山崎裕貴氏の個展を開催する。「ヘテロゲニウス・マルチコア〔Heterogenius Multi-core〕」(galleryMain、2021)において発表した近作では、観客の挙動と連動するキセノンフラッシュにより引き起こされるコンピュータのバグや、作家自身の婚姻関係にまつわる映像などを使用し、理性=言語とは別の形でのローカルな連帯を模索した。
本展の制作にあたり、Steamに代表されるゲーム配信プラットフォームから生まれる想像力に注目し、インディーズゲーム作品に触発された新作を発表する。
作家・山崎裕貴氏プロフィール
美術家、galleryMain役員。1993年生まれ。歴史や哲学、情報技術の考察に基づいた作品制作の傍ら、ギャラリーを運営する。主な展覧会に “New Order”(2017/Media Shop Gallery)など。JASON SHIN 所属。
今回のリニューアルでは、galleryMainが広くなり、事務所・レクチャースペースを同建物1Fに増設。より多様な作品形態に対応すべく、展示スペースを増床する。レンタルの価格については後日公開。
また、観客との対話を実践する一つとして、galleryMainのコンセプトカフェプロジェクトが進行中。4月中旬頃オープン予定だ。
新生活が始まるこの季節、新しい空間でアートを感じてみたい。
山崎裕貴展 タイトル未定
会期:4月8日(金)~24日(日)
会場:galleryMain
所在地:京都市下京区下鱗形町543-2F
サイト:https://gallerymain.com/
(hachi)
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