「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」で琉球和会席を堪能

琉球料理伝承人の料理長が先人から受け継ぎ、次に繋ぐ、新しい形の琉球料理を味わってみよう。

「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」のスペシャリティレストラン「シラカチ 日本料理」が、沖縄の伝統と日本料理を再解釈した琉球和会席のディナーを開始した。

「食材」「器」「技」の3つが融合した琉球和会席料理

同店が提供を開始するのは、「シラカチ」統括料理長であり、琉球料理伝承人の資格を持つ嘉数順(かかず じゅん)氏が、沖縄の伝統的な食文化を独自のアイデアでひもとき、県内だけでなく日本全国の旬の食材にこだわり完成させた琉球和会席「URIZUN」だ。

この和会席では、地元生産者のもとに統括料理長が自ら足を運び厳選した、沖縄県産すっぽんやイラブー(ウミヘビ)などの地元食材や、琉球王朝時代の宮廷料理を彷彿とさせる目にも鮮やかな前菜などが楽しめる。

さらに、食事を通して沖縄ならではの魅力をより堪能してもらえるよう、器には琉球漆器や、日本三大陶磁器と呼ばれる有田焼や唐津焼を取り入れた。

日本遺産にも認定された琉球料理を受け継ぎ、「食材」「器」「技」の3つが融合した琉球和会席料理を堪能できる会席だ。

URIZUNの料金は税・サービス料込で20,000円。

琉球料理の伝統を守りながら、再解釈したこだわりのメニュー

URIZUNの前菜は、華やかな沖縄伝統料理を提供する。煎って下味をつけた黒ごまをペースト状にし、豚肉の上に乗せた「ミヌダル」は、手間がかかる事から幻の料理だ。豚背ロースと魚のすり身で作る「シシかまぼこ」や、適度に脂がのったカジキに旨味が染み込んだ昆布で巻いた「クーブマチ」等も楽しめる。

蒸し物には、豚足をよく煮込んだ「てびち」と上品な味わいのイラブーを卵で閉じ込めた玉地蒸しの上に、イラブーを長時間煮こんで作る特性の餡「イラブーシンジ」をかけた滋味深い一品。

料理長が演出する、新しいおもてなしの形

琉球料理とは、琉球王朝時代に中国の使者(冊封使)を歓待するための宮廷料理がルーツ。おもてなしの心(琉球語で”うとぅいむち”)を表現するため、食前酒から始まり、食後酒で締めくくる。

食前酒は沖縄県産スピリッツやフルーツなどを使用したカクテル、食後酒にはテラス席(*)に移動し、泡盛をベースにしたオリジナルカクテルを用意する。

伝統的な琉球漆器や陶磁器を使用

使用する器は、漆の色鮮やかな朱色と、艶のある黒色のコントラストが特徴的な琉球漆器を、料理長自ら選んだ。

やちむんは横田屋窯、陶眞窯、育陶園の他、日本三大陶磁器と呼ばれる有田焼からは、人間国宝でもある井上萬二氏(白磁)や、唐津焼は中里隆氏の作品を採用し、料理に更なる華を添える。

沖縄旅行の際は、伝統的な琉球料理を堪能したいものだ。

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
所在地:沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108番地
公式サイト:https://hyattregencyseragaki.jp

(MOCA.O)

*雨天時は店内で提供
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