オカンから届く荷物は温かくて優しい。そんな気持ちが味わえる、ちょっとユニークな商品を紹介しよう。
滋賀県長浜市木之本の町づくり団体『ツボのソコ』による、「オカンの発酵便(春、夏、秋、冬)」が限定120セットで登場した。400年以上、木之本に代々受け継がれてきたオカンの“慣れの手仕事”発酵食が家庭で味わえる。
木之本の魅力を再発見してもらいたいという思いから
『ツボのソコ』は、移住者、地元のオカンを中心に結成。暮らしに根付いた発酵を見直すことで、木之本の魅力を内外に再発見してもらいたい、という思いで木之本の街や人との繋がりを増やすことで味の継承に取り組む。
春、夏、秋、冬に届く「オカンの発酵便」
木之本のオカンが腕によりをかけて“リアルな発酵”を食卓に届けてくれる。第一便の春号は4月発送予定。ふきのとう味噌、粒山椒味噌、蕗の佃煮が届く。
第二便の夏号は7月発送予定。木之本漬けは、地元冨田酒造の酒粕と山路酒造のみりん粕を使って2年間漬け込み飴色になった本格的な奈良漬けだ。野菜はウリ、キュウリ、ハヤトウリ。ほか、らっきょう漬けと茗荷漬けがセットになっている。
第三便の秋号は11月発送予定。新味噌と打ち豆汁セット、梅酢の紅しょうが、梅干しとゆかりセット、柚子味噌が届く。「打ち豆」は大豆を蒸してから、一つずつ潰している。
第四便の冬号は1月発送予定。鮒ずし・ニシンの糀漬け・日の菜漬け・赤かぶらのぬか漬け、沢庵他)
各号にはさらに、『オカンの発酵便冊子』を同封。木之本の家庭に代々伝わる秘蔵レシピをもとにした、オカン直伝・発酵料理のアレンジも掲載している。
「オカンの発酵便」を運営する『ツボのソコ』は現在、クラウドファンディングサイトCAMPFIREでプロジェクトを実行中。クラウドファンディング限定価格で、各号4,800円、春夏秋冬セット18,500円(消費税・送料込)で用意している。
醤油蔵めぐりと発酵クッキング体験ができるリターンも
滋賀・米原駅を拠点に、インバウンドを対象にしたガイドツアー事業を営む「Biwako Backroads(ビワコ・バックローズ)」とコラボ、木之本をより深く知ってもらえるリターン「【ローカルガイド付き】酒蔵・醤油蔵めぐりとオカンの発酵クッキング体験」も用意(*)。
アレルギーや食事制限対応可能。仕込みが行われる冬季は酒蔵・醤油蔵見学は行えない。日程は個別調整となる。
自宅の冷蔵庫で奈良漬けが作れるキットもあり
また、地元の酒蔵山路酒造から家庭の冷蔵庫で奈良漬けができる「酒蔵直送!山路酒造 奈良漬けキット」もリターンとして選べる。ザラメを使用せずなかなか手に入らないみりん粕で漬けた奈良漬けを楽しめる。手作りした奈良漬けは絶品だ。
容器に入れて家庭の冷蔵庫の野菜室で熟成し、半年から食べられるが、1年から2年置くと奈良漬けらしい琥珀色になり、さらに美味しくなる。
同キットの内容は、奈良漬け用の酒粕約1kg、みりん粕約1kg、塩漬けしたウリ1本、キュウリ3本、床になる容器となる。
地域とオカンの魅力を改めて感じられるプロジェクトになりそうだ。
#オカンからの発酵便 滋賀・木之本のオカンがつくるリアルな家庭の味を食卓へ
期間:受付中~4月8日(金)
CAMPFIRE プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/542019/
(hachi)
* 新型コロナウィルスの感染状況を見て急遽中止する場合もある。