狭山茶を多くの人に知って欲しいと、新しいブランドが登場。
狭山茶の製造・販売をする池乃屋園は、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山で“とどめ”さす」と言われる味自慢の狭山茶を全国に広めていくため「とどめ茶~TODOME CHA~」と称した自社ブランド商品を作り、現在CAMPFIREにてクラウドファンディングに挑戦している。
狭山茶の現在と問題解決への取り組み
狭山茶を一人でも多くの人に知ってほしい
狭山茶産地の歴史は古く、日本三大銘茶の1つとされている。しかし、現在その栽培面積は全国8位、荒茶生産量は全国10位であり、全国の茶総生産量の約1%ほどしかない。
首都圏の百貨店や専門店でも狭山茶は取り扱いがないことが多く、目にすることも少ないお茶となってしまっている。そこで、そんな狭山茶を、一人でも多くの人に届け、魅力や美味しさを全国に広めていきたいと考えている。
放棄茶園を有効活用し、狭山茶業を次世代に繋げたい
日本の茶業において、耕作放棄地の問題が年々大きくなってきている。高齢化や後継者不足による放棄茶園が徐々に増えてきており、こうした畑の増加は、美しい産地の景観を損ねたり、農作物の害獣の住処になってしまう。
池乃屋園では、この「とどめ茶~TODOME CHA~」により、新たに生まれた茶の需要を、放棄茶園の問題解決に繋げていく。
また、将来的にはこのような放棄茶園の問題解決が、狭山茶産業を次世代へ継承していくことにも繋がると確信している。
新しい狭山茶「とどめ茶~TODOME CHA~」
ベーシックシリーズ
狭山茶本来の味わいが楽しめるベーシックな日本茶を茶種別に分け、煎茶・冠茶・茎茶・粉茶・焙茶・紅茶の6種類を用意。わかりにくい商品名は付けず、「飾らずにとにかくシンプルでわかりやすく、誰が飲んでも違いがわかる」という点をポイントに。
デイリーシリーズ
“自分たちではどうしようもできないフラストレーションを抱えている現代に、気持ちをそっと和らげることのできるお茶を届けたい”。そんな思いから、時間軸に寄り添ったお茶を、デイリーシリーズとして朝・昼・晩の3種類を用意。
それぞれの生活やシーンに合わせて、日常の中で楽しめるブレンドティー。
狭山茶高級ボトリングティー「TODOME」
2018年に狭山茶で初めて商品開発された「彩~SAI~」を「TODOME」としてリニューアル。 お茶が持つ凝縮された旨みを嗜むことができる。大切な人への贈り物、大切な人と過ごす時間におすすめの一本。
現在、「とどめ茶~TODOME CHA~」はクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて先行販売中。期間は2月28日まで。
地域還元に繋がる新ブランドを目指す、とどめ茶を応援したい。
池乃屋園: https://ikenoyaen.com/
クラウドファンディングサイト:https://camp-fire.jp/projects/view/464961
(田原昌)
※価格はすべて税込