常識はずれな「変革者」の、頭の中を覗ける書籍を紹介したい。
⽇本における醤油発祥の地・和歌⼭県湯浅町で明治14年(1881年)に創業した、調味料製造販売の老舗「丸新本家」。その五代目当主にして、その戦略⼦会社・湯浅醤油の代表取締役である新古敏朗の発想と行動を描いた書籍が、プレジデント社より全国書店・Amazon等で発売となった。
ミシュラン・シェフ絶賛!の醤油職人が語る「“変態”の20則」
本のタイトルは、『経営・人生を成功へと導く『“変態”の20則』―天才イノベーター新古敏朗に学ぶ』。
コロナ禍で、これまでの常識や価値観が⼤きく変わろうとしている昨今ほど、環境変化への対応⼒が問われる時代はないのではないだろうか。
日本の醤油業界は、過去50年間に世帯当たり醤油購入量が約8割減となるなど衰退し続けているが、湯浅醬油代表の新古敏朗氏は、業界の常識を根底から覆す「破壊的イノベーション」に成功し続け、“眠れるブルーオーシャン”を次々に発見してきた。
結果、欧州ミシュラン・シェフたちからは「世界一の醤油職人」との評価を得、今や、欧州を起点とした「世界の食文化の変革」に向けた歩みを進めつつあるという。
変態=常識はずれな「変革者」
書籍のタイトルともなった「変態」とは、こういった「実現不可能」「ナンセンス」とされることに、これまでになかった方法で取り組み、やってのける、自由で、常識はずれな「変革者」のことを指す。
著者である、作家・ジャーナリストの嶋田淑之氏は、新古敏朗氏と200時間を超える「対話」を決行。
新古敏朗氏がそれまで直感的、あるいは無意識に行ってきた情勢判断や意思決定、さらにはその背後にある価値観・哲学などを抽出・分析し「破壊的イノベーション連発」に影響を与えている要因を20個のキーセンテンスにまとめてくれた。
それが「変態の20則」。「醤油変態」新古敏朗氏の脳内解剖図と称しても良いかもしれない。
明確にされた「変態の20則」
本書は、業種・業界を問わず、「変態の20則」を実践する⼈の数を増やすことが、閉塞状況を打破する⼒になり得るという嶋田淑之氏の視点に基づき書かれたもの。
新古敏朗が長年にわたって実践、そして今回、明確にされた「変態の20則」が、業種・業界の壁を超え広く共有されることで、ひとりでも多くの経営者・ビジネスパーソンが、過酷な環境変化を乗り越え、成功を手にすることだろう。
ビジネスの“変態”、目指してみたい。
経営・人生を成功へと導く“変態”の20則―天才イノベーター・新古敏朗に学ぶ
著者:嶋⽥淑之
出版社:プレジデント社
価格:1,650円(税込)
Amazon販売サイト:https://amzn.to/3nrGfCU
湯浅醤油 公式WEBサイト:https://www.yuasasyouyu.co.jp/
丸新本家オンラインショップ:https://www.marushinhonke.com/
(suzuki)