創業105年!高知の老舗「土佐料理 司」がMSC認証の鰹のたたきを発売

土佐の味を手軽に自宅で。高知県初のMSC認証漁業の鰹を使用した「MSC塩たたきセット」を、創業105年になる「土佐料理 司」が2月1日(火)より発売する。

2月1日よりMSC認証の鰹のたたきを販売

「土佐料理 司」は土佐料理発祥の店として今年で創業105年を迎える。

土佐料理を代表する「鰹のたたき」を後世に残していくことを使命とし、これまでも、率先して水産資源を守る活動を継続してきた。

日本を代表する水産資源の持続可能性推進団体である「海の幸を未来に残す会」を応援している他、2017年には鰹の実態調査や食文化の啓蒙活動を行う「高知カツオ県民会議」を設立メンバーとして発足した。

2月1日(火)より発売する「MSC 塩たたきセット」は、塩たたき1節(400g)、ゆずぽん酢300ml、塩(深海の華)30gに薬味が付く。高知県で初めてMSC漁業認証を取得した漁業の鰹を使用している。

4,200円(税・送料込)※2節セット、3節セットもあり

“持続可能な漁業”“水産物を適切に管理する企業”に与えるMSC認証

MSC認証とは「自然環境に配慮し、資源管理や環境保全に関する基準を満たしている持続可能な漁業」とその水産物を「適切に管理する企業」にのみ認められる証。

MSC認証には、漁業事業者が対象の「漁業認証」と、加工・流通事業者が対象の「CoC 認証」の2つがあり、これら認証取得事業者を通じて流通される製品にはMSC「海のエコラベル」を付けることができる。

「漁業認証」を取得した漁業で獲られた原料を使用しており、「CoC認証」範囲に含まれている工場で管理している。

「土佐料理 司」の一本釣りへのこだわり

「土佐料理 司」ではこれまでも、過剰な漁獲を避けるために「一本釣り」による鰹のみを扱ってきた。網の中で鰹同士が擦れ合い、身が傷ついて鮮度が落ちるのを防ぐため、鮮度維持の観点からも、鰹漁の伝統と言われる「一本釣り」にこだわり続けている。

さらに限られた漁船からしか入手することが出来ないMSC認証の鰹を加えることで、大切な海の恵みを豊かなまま後世へ続けていく決意を固めた。

新鮮かつ、最高級を誇る身質の鰹のうまみや香りを最大限にいかすため、鰹のたたきは炭火焼きを創業時から継承している。

遠赤外線効果で瞬時においしく焼きあげる炭火焼製法は、「土佐料理 司」が独自に開発した方法で、皮目は香ばしく、中は極上レアと絶妙に仕上げている。

味だけでない「土佐料理 司」のこだわりは、「MSC 塩たたきセット」のテスト販売時にも多く反響を集めたそうだ。

水産資源の持続的な利用が世界的な課題となっている中で、MSCラベルの付いた鰹を販売し、その重要性をユーザーに伝えることは、豊かな海の実現を目指す上で、土佐料理発祥の鰹専門店として重要な役割と考えている「土佐料理 司」。

MSC認証の「鰹のたたき」をチョイスすることは、ユーザーがSDGsの1つである「海の豊かさを守る」という目標に貢献できることになる。いつまでも美味しい海の恵みを味わえる世の中でありたいものだ。

公式オンラインショップ:https://www.tosakatsuo.com/

(冨田格)