日本人にとって親しみ深い「かいこ」。それを原料としたサスティナブルなフードが登場。
敷島製パン(Pasco)は、未来の食をまじめに考えるプロジェクト「未来食Labo」から、新たに「まゆの便り」シリーズをPascoのオンラインショップにて数量限定で発売中だ。「Korogi Cafe」シリーズに次ぐ、昆虫食の第2弾となる。
■日本の食文化を未来につなぐ
1920年(大正9年)の創業以来、Pascoはパンづくりを通じて社会に貢献することを目指しており、日本の伝統ある食文化を大切にし、未来の“食”をつくることも社会貢献のひとつだと考えている。
2050年には世界人口が97億人になるといわれ、世界的な食糧不足や毎年上昇する気温が招く地球温暖化問題も心配されている。そのような中、未来の食の救世主として注目されるのが昆虫食だ。
昆虫はタンパク質価が高くて、生産効率が良く、また温室効果ガスの排出量が少ないため地球温暖化対策に寄与できるサステナブルな食糧源といわれている。Pascoでは、そのような昆虫食に着目し研究をはじめた。
■「かいこ」がもとになった「まゆの便り」
「まゆの便り」の商品は、「かいこ」を原料とする食品「SILKFOOD(シルクフード)」を展開するエリーの食用蚕パウダーを使い、Pascoがこれまでに培ってきた製パン・製菓の技術を生かしてつくりあげている。
シルクフードの原材料となる「かいこ」は、植物性タンパク質よりも必須アミノ酸を豊富に含む良質なタンパク源。この他にもビタミン、ミネラル、オメガ3系脂肪酸、葉酸など、我々人間が生きていくうえで大切な栄養素が62種類も含まれている。ナッツのような風味や旨味をもたらす。
■「まゆの便り」にこめた想い
米や麦、貝など、日本には古来より食べられている食材がたくさんある。美しい絹を生み出す、かいこもその一つ。昔も今も各地で食べられ、人々の暮らしに根づいている。
Pascoは、歴史ある日本の食文化をこの先の時代に残していきたいと考え、かいこを原料とする食品「シルクフード」を展開するエリーとコラボレーションし、「まゆの便り」が生まれた。
・「まゆの便りのくろわっさん 2個入 5袋セット」
食用として養殖された「かいこ」を粉末にした食用蚕パウダーと、国産の発酵バターを生地に練り込み、コクのある豊かな香りに仕上げた。食用蚕パウダーの香ばしさと、柑橘風味の発酵種の風味があわさり、コクがあるのにあっさりとした口当たり。 軽くトーストすると香りが引き立ち、さっくりとした食感も楽しめる。
・「まゆの便りのまどれーぬ 6個入」
食用として養殖された「かいこ」を粉末にした食用蚕パウダーと、国産バター、国産レモン果皮を生地に練りこんだ。濃厚なバターの風味と「かいこ」の旨味があわさり、ふんわりと国産レモンのさわやかな香りが漂う、奥深い味わい。
・「まゆの便りの結びセット」
クロワッサンとマドレーヌを両方愉しめるセット。
伝統的な食材であり、栄養価にもすぐれた「かいこ」を現代にも伝えるべく、食用蚕パウダーを練り込んでパンやお菓子に仕上げており、だれでも愉しめるおいしさだ。
Pascoのオンラインショップ「まゆの便り」:https://www.pascoshop.com/Page/LP/mayu/
『SILKFOOD』公式サイト:https://silkfood.shop/
(田原昌)
※いずれも税込・送料込