オリーブオイルの概念が変わる! 料理に合わせるために設計した「ブレンディングオリーブオイル」のブランド『ミシェラミシェラ』が立ち上がった。
現在、レギュラー商品9種と季節商品2種、ギフトセット、トライアルセットを販売している。
食材や料理にあった味と香りをデザイン
20余年にわたり、イタリアの文化、生活、食文化、食材に触れ、イタリアと日本、双方の架け橋として「もの・ひと・こと」の出会いの機会を提案する相互交流・流通ビジネスに携わってきたアマテラス・イタリア社。
『ミシェラミシェラ』は、同社オリジナルのブレンディング理論と方程式に基づいて、食材や料理にあった味と香りをデザインする「ブレンディングオリーブオイル」の新ブランドだ。
ブレンダーの技量と質が重視されるブレンディング
南北に長いイタリアには、各地の気候風土が育んだ600以上の風味の異なるオリーブの品種があり、ブレンディングすることで単一品種にはない「新しい味わい」をつくりだし、また、単一品種では得られない「新しい味のバランス」をつくることができる。
毎年各メーカーでは、メインの単一品種に複数の多品種をその年ごとにブレンドするなどし、理想とするオリーブオイルを作っている。つまり、ブレンディングはオリーブオイル作りにとって非常に重要な工程であり、ブレンダーの技量と質が重視される工程なのだ。
アマテラス・イタリア代表取締役の桃井祐美子氏は、イタリアのトスカーナ州プラート市に本部を置く味覚教育センター「Centro Educazione del Gusto」にて学びディプロマを授与された。
その味覚に関する知見を活かし、パートナーである、イタリアでのブレンダー資格を持ち、イタリア各地の様々な生産者の品質管理に長年携わっているプロフェッショナルのマエストロブレンダー、ジュリオ・スカトリーニ氏の監修の下、独自のブレンディング理論と方程式を導いた。
ブレンディングでは味と香りのマリアージュを追求
ミシェラミシェラでは、「IFA(イタリアフード協会)」基準により選定した、イタリアの北から南までの生産者の基本のエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルをブレンディングしている。
オリーブの品種の個性に縛られるのではなく、味と香りのマリアージュを追求することでより広く深い味の領域を生み出し、さまざまな食材や料理に最適なオリーブオイルを作り出す。
さらに、さまざまな料理や季節の食材に合うオリーブオイルをわかりやすく楽しく選ぶために独自のテイストマップを用意。
テイストマップでは、イタリアの基準や味覚研究機関の手法による「4つの味覚」を4色の領域で表現し、さらに「料理、食材の領域」をそれぞれゾーン化し、その上に商品を落とし込むことで「味の特徴」と「料理、食材とのマッチング」が直感的に分かり、「料理、食材」から商品を選べるようになっている。
料理、食材によってオリーブオイルを使い分けることで、今まで味わえなかった新たな味との出会いがありそうだ。自分で作るイタリアンが格段に上達するかもしれない。
ミシェラミシェラ 通販サイト:https://miscela-miscela.com/
テイストマップ:https://miscela-miscela.com/?mode=f4
(冨田格)