アメリカでもっとも愛された芸術家の一人、ソール・スタインバーグ(1914-1999)の逝去から22年。現在、ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、日本初の大々的な個展となる「ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み」が開催中だ。
今回の企画展では、ニューヨークのソール・スタインバーグ財団より寄贈されたポスター、リトグラフ、エッチング、木版画など62点、和田誠事務所より寄贈と借りた7点のポスター、フランスのマーグ画廊の作品集5冊、さらに、ドローイングを中心とした代表作の複製作品などを含む、合計約280点の作品が一堂に集まった。
■ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み
スタインバーグの名前は日本でもおなじみだが、今もっとも再発見、再評価を必要としている芸術家だ。
本展の監修した矢萩喜從郎氏は「スタインバーグのドローイングを見せられたほとんどの人が、有り得る筈がない情景、と最初笑って反応したとしても、すぐに戸惑い、思考が停止し、宙吊りにされてしまう」と語る。
Photography by Mitsumasa Fujitsuka
Photography by Mitsumasa Fujitsuka
Photography by Mitsumasa Fujitsuka
Photography by Mitsumasa Fujitsuka
またとない貴重な機会なので、会場の作品に直接対面して体験してみては。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第386回企画展
ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み
会期:2021年12月10日(金)~2022年3月12日(土)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)1F/B1
所在地:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
開館時間:11:00a.m.-7:00p.m./休館=日曜・祝日
協力:ソール・スタインバーグ財団、マーグ画廊、和田誠事務所
監修:矢萩喜從郎
(IKKI)