チョコレートの輸出入や企画販売を行うトモエサヴール社が、自社オンラインショップにて、阿波晩茶・すじ青のり・柚香(ゆこう)・食用藍といった、徳島県の希少価値の高い食材の魅力を伝えるユニークなチョコレート『徳島コレクション』の販売を開始。
あまり知られていない徳島の食材の魅力を伝える、ユニークなチョコレートが誕生した。
■徳島の食の魅力を伝えるチョコレート
『徳島コレクション』は同社のオンラインショップのほか、東京・大阪・札幌の百貨店でのバレンタイン催事会場でも販売する。
日本は南北に長く、気候風土が違うだけでなく47都道府県それぞれ独自の食文化が根付いている。
トモエサヴール社の代表は、日本人で唯一「International Chocolate Awards」の審査員を務めるチョコレートソムリエ・さつたにかなこさん。数年にわたりたびたび徳島を訪問していたことがきっかけとなり、それまで知らなかった徳島独自の食材の個性的な魅力を伝えたいという想いから、シンガポールのビーントゥーバーブランド「フォッサチョコレート」とコラボ。そうして生まれたチョコレートが『徳島コレクション』だ。
『徳島コレクション』から今回登場したのは以下の4種類。
・阿波晩茶(あわばんちゃ)
2020年に製法が重要無形民俗文化財に指定された、徳島県の山間部で作られている阿波晩茶。カカオの発酵とも共通点を持つ、乳酸発酵させる独特な製法のお茶作りは世界でも珍しく、限られた地域でのみ受け継がれてきた。
同コレクションの「阿波晩茶(あわばんちゃ)」は、高木農園の阿波晩茶をウガンダ産のカカオに合わせたもの。
食べるとふわっとお茶の香りが鼻に抜け、阿波晩茶の優しい味わいがしっかり味わえる。
・柚香・酢橘(ゆこう・すだち)
「柚香・酢橘(ゆこう・すだち)」は、柚子と橙(だいだい)が自然交雑して生まれた徳島独自の柑橘・柚香と、日本における生産量1位の酢橘のピールを使用したミルクチョコレート。
噛むたびに柑橘のさわやかな香りが楽しめる一枚。稀少で風味の良い柚香と香りのよいすだちをブレンドすることで、より複雑な風味が生まれている。
・すじ青のり
「すじ青のり」に使われているのは、徳島県の吉野川で収穫される、香り高いすじ青のり。ハラナダークミルク64%を使ったなめらかなチョコレートが、驚くほどに青のりの香りを引き立てる。そして意外にもミルクチョコレートと青のりの風味がぴったりマッチし、口に入れた瞬間に豊かな青のりの風味が広がる。
・インディゴ(食用藍)
徳島県つるぎ町家賀(けか)地区の住民たちで組織する「家賀再生プロジェクト」は、藍の栽培を通した地域おこし活動に取り組んでいる。この藍は世界農業遺産に認定され、化学肥料や農薬を使わず栽培されている。
染めものとして知られている藍だが、近年は栄養価の高いスーパーフードとして食用藍が注目を集めている。フォッサチョコレート自家製のホワイトチョコレートにブレンドすることで、翡翠(ひすい)のような美しい色調のチョコレートに仕上がった。
徳島ならではの魅力を、チョコレートを通して知ってみよう。
トモエサヴール オンラインショップ:https://tomoesaveur.thebase.in/
※各種500枚限定販売
(田原昌)