専門誌『アナログ』最新号はレコードの音を決定づけるフォノコライザーの大特集

アナログオーディオと人と物にまつわる物語を紹介する、国内唯一のアナログオーディオ専門誌『アナログ』。

その最新号「Vol.74 2022 WINTER」では、レコード再生の音を決定づける重要アイテム「フォノイコライザー」40モデル徹底試聴の大特集をはじめ、読みごたえたっぷりの記事を満載している。

■「フォノイコライザーのいま」がわかる大特集
奥ゆかしい存在ながら、レコード再生の音を決定づける重要アイテムがフォノイコライザー。近年のフォノイコライザーは飛躍的に性能が向上し、各社のラインアップも増えている。

MC用のバランス入力や負荷抵抗、負荷容量調整、イコライジングカーブ可変など、多機能化も注目ポイント。本特集では、単体型に焦点を当て、国内の市場にあるフォノイコライザーより40モデルを一挙に試聴。「フォノイコライザーのいま」を届ける。

■その他のコンテンツも発見がいっぱい
「お宝レコード 拡大版」では、LPレコードが全盛だった1960〜80年代の「音のいいレコード」 を音のプロが紹介。「あのアーティストのこの盤の音が良かったのか」という発見がたくさんあるだろう。

「寺島靖国のオーディオ散歩」は、ジャズオーディオ評論家の寺島靖国氏(下写真・右)による、良い音を鳴らしている人の訪問日記。今回は、千葉の稲毛にあるジャズ喫茶「キャンディ」の林 美葉子さん(下写真・左)を訪ねている。

林さんは女性一人でジャズ喫茶を経営して46年。うんちくマニアに負けない「ジャズは知識じゃない!心だ!」の心意気に元気をもらったというレポートが掲載されている。

このところ、すっかりアナログレコードにはまっているという、クラシック音楽ファシリテーター・飯田有抄さん(下写真・右)の新連載「飯田有抄のゼロから始めるアナログオーディオ」もスタート。

テーマは、「MCカートリッジを聴きたい! フォノイコ? 昇圧トランス? 何がいるの?」。フォノイコライザー特集との連動企画で、MCカートリッジを聴くために必要なアイテムについて。オーディオ評論家・井上千岳さん(下写真・左)を講師に迎え、飯田さんご自身の体験に落としこんでのレポートが読める。

フォノイコライザー、昇圧トランスが何をするものなのか、また、インピーダンス・マッチングについても触れている。

■“かないまる”発案、カートリッジの「消磁」レシピ
また同誌では、カリスマエンジニア、“かないまる”こと金井 隆さん(下写真・左)の発案した「消磁レシピ」を初公開。

かないまるさんが考えたのは、カートリッジへ流し込むことで理想的に消磁ができる、かないまるさんの作った「消磁波形」。金井さん、炭山アキラさん(上写真・右)とで同誌試聴室にて実験。この波形は、ウェブ上からダウンロードして体験できるよう、本誌の発売とともに公開されている。

1月3日、4月3日、7月3日、10月3日に発売される季刊誌『アナログ』。『アナログ Vol.74 2022 WINTER』は現在発売中で、価格は1,680 円。ネットショップ「PHILEWEB.SHOP」、全国の書店、ネット書店で購入できる。

アナログオーディオ好きは要チェックだ。

PHILEWEB.SHOP:https://phileweb.shop/

(Yuko Ogawa)