水と遊び、水を味わい、水に泊まる。和歌山・熊野の知られざる魅力を発見するアドベンチャーツーリズムが、3月に催行開始される。1月11日(火)より、公式サイトおよび各種販売代理店で申し込み受付を開始した。
■知られざる魅力を発見するアドベンチャーツーリズム
アドベンチャーツーリズムとは、旅行者が地域独自の自然や地域のありのままの文化を、地域の人々とともに体験し、旅行者自身の自己変革・成長の実現を目的とする旅行形態。
観光庁が推進する「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」に採択された12のプロジェクトの内の1つが、今年3月に催行される「To Touch the Holy Waters of Kumano ~秘境南紀 水を全身で感じる旅~」だ。
TABIKYO JAPAN社が総合プロデュース、イースト社が共同企画・コンテンツ開発を行い、3月25日(金)から10月30日(日)までの期間に催行予定。旅程は、2泊3日か3泊4日をチョイスできる。
■水と遊び、水を味わい、水に泊まる
世界遺産・熊野古道を有する紀伊半島南部は、古来より神が宿るとされてきた美しい滝が多数存在する。
このツアーでは、“滝の聖地” とも呼ばれるこのエリアを舞台に、水と遊び、山・川・海の豊かな恵みを味わい、湯に癒され清流の河岸に宿泊する、ここでしか体験できない心満たされる旅を提供する。
水と遊ぶ
和歌山・三重・奈良の3県を流れる北山川の上流に位置し、約2500万年前の火山活動の跡とも伝えられる雄大な峡谷・瀞峡(どろきょう)をSUPで下る。巨岩、奇岩、断崖が続く雄大な景色の一部となり、大自然を直に体感できるSUPでの川下りは、これまで実施困難であった秘境の地で行われる特別な自然アクティビティだ。
他にも、名瀑を多く有する熊野エリアの滝を巡るハイキングや、山道の澄んだ空気の中楽しむE‒バイクサイクリングなど、熊野の水と自然を遊びつくすことができる。
水を味わう・水に泊まる
旅程の初日には、食を通して五感を刺激する表現活動を行う「food creation」監修の下、ミシュラングリーンスターを獲得した和歌山県田辺市のレストラン「Caravansarai」による “水を味わう森林料理” を、北山川の清らかな流れを眺める特別なロケーションで提供する。
料理は「石の国レストラン」をテーマに据えたフルコース。その土地を物語る美しい清流の石を食器として用い、紀伊半島の豊かな自然が育む山海の食材を味わうことで、心から “いただきます” と感じられる、この旅だけの食体験となる。
食後は、河岸に設えた特別なテントで、雄大な自然と一体となるグランピングを体験できる。
聖なる水を通して和歌山の隠れた魅力と出会うアドベンチャーツーリズム、ありきたりの旅では満足できない非日常を探究するツーリストの注目が集まりそうだ。
To Touch the Holy Waters of Kumano ~秘境南紀 水を全身で感じる旅~
時期:3月25日(金)~10月30日(日)
エリア:和歌山県熊野エリア
料金:2泊3日・2名868,000円~(税込)、3泊4日・1,077,000 円 ( 税込)
ツアー形態:オールインクルーシブ
詳細ページ:https://alphatravel.co.jp/kumano_tr/
(冨田格)