フランス・リヨンと日本で活躍するパティシエ、セバスチャン・ブイエは、一年のはじまりに食べたい新年を祝うフランスの伝統的な菓子、2種のガレット・デ・ロワを1月中旬(予定)まで販売する。
■新年には欠かせないフランスのお菓子
「王様のお菓子」を意味するガレット・デ・ロワ。中にはフェーヴと呼ばれる陶器製のチャームが入り、切り分けたガレット・デ・ロワの中からこのフェーヴが出てきた人は、王冠をかぶり王様(女王様)になってその日一日祝福される。
1月6日の「公現祭」(エピファニー:Epiphanie)を祝福して食べるお菓子とされているが、家族や友人たちが集まる際に食される、新年には欠かせないお菓子でもある。
フランス産AOP発酵バターを折り込んだ、高温のオーブンで焼きこんだガレットは、香りが抜群。時間が経ってもパリパリ・サクサクした食感を楽しめるように焼き上げた。
焼き上がってすぐに天面にシロップを塗り、美しいツヤと、バリッと割れ落ちるような食感のあるガレット・デ・ロワが出来上がる。今年はクラシックな味わいの「ナチュール」と、栗の風味が豊かな「マロン」の2種類を用意した。
■幸運のシンボル「フェーヴ」は全8種類
フランス語で空豆を意味する「フェーヴ」。もともと乾燥した豆を使用していたが、今では陶製のチャームが用いられる。
「コロナ禍で家にいる事が多く、家族でボードゲームなどをする機会が増えたことから着想を得ました」。そんなセバスチャンが決めた今年のテーマは”des jeux=ゲーム”。今年はサイコロやトランプなど、ゲームで使用する道具をモチーフにしたフェーヴを、ランダムで1つ付ける。
遊び心が入ったフランス菓子は皆を幸せにするだろう。
セバスチャン・ブイエ公式ホームページ:http://www.bouillet.jp/
(GINGA)