日本発祥の人気のストリートブランド「A BATHING APE」の新アイテムをチェック。
1993年に東京・原宿にて誕生したストリートブランド「A BATHING APE」より、2022年春夏コレクションのルックブックが公開となった。
■A BATHING APEならではのユニークなコレクション
カレッジ、アウトドア、スポーツ、ミリタリー、ヒップホップなど、オーセンティックとルーツカルチャーを感じさせるシルエット感、そして都会的でストリートなエッセンスを散りばめたA BATHING APEらしいユニークなコレクションを展開する。
英国の代表的なチェック柄をA BATHING APEらしくモダナイズ。ベースカラーは赤と青、4色での構成を基調としたクラシカルな配色ながら、ブランドロゴを格子の内部に配置することでストリートライクな仕様へと変化させている。
BAPE LOGO CHECKと題した柄をプリントやジャガードなどアイテムに応じた手法で作成したコレクションは懐かしさと新しさの共存したラインナップとなっている。
COLOR CAMOをアレンジしたパープルと新色グリーンを落とし込んだクロージングやギア、グッズ類はベーシックな表情を一変させるほどのインパクト。また、ABC CAMOをマーブル調にアレンジした新柄のMARBLE CAMOが登場。サイケデリックかつポップな感性を注入した意欲的なアプローチのアイテムが多数展開される。
加えてA BATHING APEのアイコン、ABC CAMOをした落とし込んだデザインのグッズ類がコレクションに説得力を与えている。
■90年代を想起させるデジタルな視覚世界を表現
シーズンテーマの一つが“ゲーム”。コンピュターゲームが隆盛した90年代を想起させるデジタルな視覚世界を表現した新柄、STROKE CAMOが登場。黒、赤をベースカラーとした躍動感を感じさせるグラフィックに仕上がっている。
また、ゲームのパッケージ風デザインやアニメーションデザインも登場し、ブランドを設立した当時を思い起こさせる温故知新なコレクションが登場する。
■ヒップホップがキー・ファクターのデザイン
ルーツカルチャーであり、現代ファッションにおいてキー・ファクターとなるヒップホップ。2022年春夏シーズン、A BATHING APEがアンサーとして提唱するのは、TEXT CODE CAMOとTIE DYEの2柄。
TEXT CODE CAMOはコンピュータープログラミングとBAPE CAMOをミックスした近未来的グラフィック。TIE DYEは生地をスキャンしてプリントするモダンなプローチ。一方で90年代のクラブカルチャーを想起させるデザインテクニックも随所に盛り込むなど、色鮮やかな装いを表現している。
ブランドが長年アイコンとして提唱したBAPE CAMOはミリタリーがオリジン。この最重要カテゴリーを彩るのは97年に発表したデザートカモをリ・アレンジし、真新しい印象で再構築したSAND CAMO。
ネイビー、ベージュの2色で展開し、鋭い顔つきをしたエイプヘッドは新鮮さがありながら、90年代を知る人にとっては同時に懐かしさも感じられるグラフィックだ。
また、定番のSHARKをベースに、BUSY SHARKとして新たに誕生させたキャラクターグラフィックを採用したコレクションピースも本カテゴリーより登場する。
眺めているだけで、来年の春夏が待ち遠しくなってしまうこと請け合いだ。
BAPE.COM 特設ページ:https://bape.com/pages/22ssmenslookbook
(suzuki)