京都でリアルとヴァーチャルが連動した最新アート「両足院マルチバース展」開催

京都のお寺で、最新アート展覧会が開催中。

ティーアンドエスは、臨済宗建仁寺派両足院との共同開発として、多元的なお寺の在り方を探るプロジェクト「ヴァーチャル両足院」を始動。また、「ヴァーチャル両足院」の公開に合わせ、共同主催としてリアル、ヴァーチャルが連動したアート展覧会「両足院マルチバース展」が12月26日まで開催される。

■両足院マルチバース展 2021
両足院副住職 伊藤 東凌氏の推進する、新しいコミュニケーションを提案する是是プロジェクトの一環として、本展覧会を開催。是是プロジェクト内で展開する様々なジャンルのコミュニケーション名の中で、テクノロジーを活用した体験から、新しい視点を獲得する試みである「忘是」プロジェクトを中心とした展覧会だ。

「忘是」プロジェクトにおいてかねてよりコラボレーションを推進してきた、テクノロジカル・クリエイティブファーム「THINK AND SENSE」との取り組みのアート展示、AIテクノロジーを駆使した新作インスタレーション展示などを実施する。

■本展覧会の見どころ
・ヴァーチャル両足院での2つの展覧会
オンライン上に構築されたヴァーチャル両足院では、2つのヴァーチャル両足院を展開し、それぞれ異なる展覧会を開催。

・両足院保有 重要文化財「三教図」のデジタル展示
両足院所蔵 重要文化財「三教図」を高精細スキャンしたデータを元に、オンライン会場、オフライン会場それぞれで異なる形で鑑賞できる展示を展開。

・AIテクノロジーを駆使した新作インスタレーション展示
両足院、方丈を会場とし、新作インスタレーション展示を実施。「禅問答」と「枯山水」をモチーフにし、AIテクノロジーを駆使し、「問い」に向き合う姿勢をテーマにした新作インスタレーション作品だ。

本展覧会は、通常一般非公開の両足院にて開催。展覧会入場者は、会場の両足院の境内の一部を観覧することも可能となっている。

会場:両足院、ヴァーチャル両足院
日時:12月18日〜12月26日
時間:両足院10:00~16:00(最終入場15:30)、ヴァーチャル両足院24時間
料金:1,000円(両足院のみ有料)

■新たな表現を生み出し続ける、臨済宗建仁寺派両足院
1358年に龍山徳見を開山として創建。建仁寺の塔頭寺院の1つ。五山文学の典籍や長谷川等伯、伊藤若冲の美術品などを所蔵する。現代でも新たな表現を生み出し続けている。

デジタルテクノロジーが実現する、新しいお寺でのアート体験をしてみよう。

両足院
所在地:京都府京都市東山区小松町591
URL:https://ryosokuin.com/

ヴァーチャル両足院:https://virtual-ryosokuin.com/
是是プロジェクト:https://xexe.jp/

(田原昌)