丹波栗のおいしさを全国へ! 特産品を全国へ広めることを目的とした新たなプロジェクトがスタートした。
アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」で、京都府京丹波町の、丹波栗のクラウドファンディングプロジェクトへの寄附受付を開始した。
■生産量不足の減少が深刻な「丹波栗」を支援
丹波栗の生産量は京都府全体として年々減少傾向であり、最盛期には1,515トンあった収穫量が、154トンと10分の1にまで減少している。その背景には後継者不足や生産者の高齢化、有害鳥獣の被害等が大きな影響を及ぼしている、一方、消費者からは根強い人気があり、生産量不足の減少がより深刻な状況に。
追い打ちをかけるように、今年は8月に雨の日が続いたことから例年以上に生産量が減少し、ふるさと納税の受付を早期に終了する事態となった。
そういった経緯から、町の特産品である丹波くりを、よりたくさんの人に味わってもらうために生産拡大、販路開拓、ブランド化を図る「丹波くり増産プロジェクト」を展開する。
プロジェクトでは、栗の苗木購入、栗園の新設・改設に対する支援を通じて、生産量の拡大、農家を増やす取り組みを進める。
また、丹波くりのおいしさをたくさんの人に知ってもらうために、新商品開発、テストマーケティングや物産展への参加を行い、商品の魅力向上や販売力向上を行う。
■京都府京丹波町について
京丹波町(きょうたんばちょう)は、京都府のほぼ中央部にあたる丹波高原の由良川水系上流部に位置し、丹波ブランド食材の丹波くりや丹波黒大豆、京野菜の数々をはじめ、京都府随一の酪農地帯でもあるなど、まさに食材の宝庫だ。
栗はおせちなど日本の伝統的な料理にも欠かせない食材のひとつだ。素晴らしい栗の産地を絶やさないためにも、このプロジェクトを応援したい。
【プロジェクト詳細】
深刻な「栗不足」を解消したい。丹波くりのおいしさを全国へ!「丹波くり増産プロジェクト」
プロジェクトページ:https://fcf.furunavi.jp/Project/Detail?projectid=191
(田原昌)