宮城・七ヶ宿町、移住者交流会など支援制度を整え移住者増加中

みんなが暮らしやすいまちづくりのアイデアが生まれる、町民と移住者の交流の場「移住者交流会」。

「みやぎ蔵王七ヶ宿スキー場」

■移住者交流会など充実の支援制度を整え移住者増加中
宮城・福島・⼭形の県境に位置する七ヶ宿町は、⼈⼝1284⼈(2021年10⽉31⽇現在)の第1次産業が主な産業の町。七ヶ宿町には移住者が増加しており、この7年間で、保育園児が20人から37人に増えたという。

少子高齢化に逆行するような七ヶ宿町の、移住者増加の理由を探ってみよう。

■地域に溶け込みやすい環境醸成のための移住者交流会
七ヶ宿町では2021年から地域に溶け込みやすい環境醸成のための移住者交流会を開催している。これは、移住者同士、そして町民と移住者の交流を図り、町の未来を考える集まりだ。

まずは移住者間の情報交換や各種研修を行い、七ヶ宿町をより深く知ってもらうことで、移住者の定住促進を図る。また、町の住民と交流することにより、地域活動への積極的な参加を図り、より地域に溶け込みやすい環境を醸成していく。それらの活動から、移住定住への課題やまちづくりの提言をまとめ、町へ働きかけている。

研修会として、12月には郷土料理の料理教室、1月には雪かき体験を行うことになっている。

移住者だけでなく町内外の人々も広く参加。七ヶ宿町を活性化する活動にしていこうと考えている。

■移住⽀援情報冊⼦「Nanairo Style(ナナイロスタイル)」
なぜ七ヶ宿町を移住先に選んだのかを、実際に移住した人々の声から「教育・住まい・仕事」をテーマに紹介している。また、移住支援の拠点である「七ヶ宿くらし研究所」はじめ、具体的な支援制度もまとめた。

移住⽀援情報冊⼦「Nanairo Style」は、七ヶ宿町役場、道の駅七ヶ宿などに加えて、東京・有楽町の「みやぎ移住サポートセンター」でも入手可能だ。

ゆるやかな初心者コースから上級者コースまで、全6コースが揃い、幅広い年代が楽しめる「みやぎ蔵王七ヶ宿スキー場」の2022シーズンは、12月17日(金)にオープン。

移住を検討しているなら、スキーを兼ねて冬の七ヶ宿町を訪ねてみるのも良さそうだ。

移住相談窓口
移住・定住支援センター 七ヶ宿くらし研究所
所在地:宮城県刈田郡七ヶ宿町字田中道下39-2
公式サイト:https://shichikashuku-miyagi.co.jp 

七ヶ宿まちづくり:https://7kashuku.jp/

(冨田格)