斬新で意欲的なデザインが評価された。

■コスモスモアが手がけた2作品が権威ある米デザインアワードで受賞

リクルートグループのリフォーム事業を担う会社として1990年に設立した「コスモスモア」。

その後、親会社の「コスモスイニシア」と共に2013年に大和ハウス工業のグループ企業となる。

オフィスデザインをはじめ、古くなったビルのリノベーションやオフィスビルのコンバージョンも手掛けるファシリティ事業や、スポーツ施設・商業ビル・アパートなど様々な用途の新築建物の構築を手掛ける建築事業ほか、総務アウトソーシング事業、マンション販売支援事業などを展開している。

「コスモスモア」が手がけた2作品が、アメリカの権威あるデザインアワード「Architecture Master Prize」の『Restoration & Renovation部門』と『Recreational Architecture部門』の異なる分野において、『Honorable Mention賞』を受賞した。

「Architecture Master Prize」は、Farmani Groupが2007年に設立した、世界中の優れた建築、インテリア、ランドスケープを表彰するアメリカのアワード。2021年からは建築写真のカテゴリーも新設。

■Recruit Kudanshita New Office（リクルート九段下新オフィス）

「コスモスモア」が設計・施工・PM（プロジェクトマネジメント）を担当した、リクルートの新オフィスプロジェクト。

大学としても使われていた歴史ある築古ビルに新技術を取り入れ、これからの働く場の在り方を体現した注目のオフィスとなっている。

「Recruit Kudanshita New Office」は、第34回「日経ニューオフィス賞」の『ニューオフィス推進賞』、『2021年度グッドデザイン賞』、「DFA Design for Asia Awards 2021」の『Merit Award』に続き4つ目のアワード受賞となる。

■Tokyo Sport Playground Sport×Art

「コスモスモア」が設計・施工を担当した、東京都豊洲の遊休地を活用した期間限定のスポーツパーク。

「誰もがスポーツを楽しめる公園」をコンセプトに本格的なスポーツエリア・イベントスペース・子供の遊び場・クラブハウスが無料で利用できる。

スポーツが日常的に可能な場所の欠如等、東京が抱える問題への実験的な取り組みであり、今後の公園の有り方を模索したプロジェクトだ。

リノベーションから、斬新で新たな発想のものまで、「コスモスモア」の幅広い展開には今後も注目したい。

「Recruit Kudanshita New Office」受賞ページ：https://architectureprize.com/winners/winner.php?id=2734&mode=hm&compID=12794

「Tokyo Sport Playground Sport×Art」受賞ページ：https://architectureprize.com/winners/winner.php?id=4388&mode=hm&compID=12794

コスモスモア：https://www.cosmosmore.co.jp/

（冨田格）