愛知県指定有形文化財・伊藤家住宅で「花とデジタルアートの祭典」開催

江戸時代の名古屋城下町の面影を残す貴重な建物を舞台に、万華鏡のように様々な表情を織りなす花手水とデジタルアートが融合した幻想的な空間が出現。

一旗がプロデュースする「花手水万華鏡(はなちょうずまんげきょう) Flower×Projection Mapping」が、愛知県指定有形文化財・伊藤家住宅で開催。この催しは、四間道の町並みのシンボル・伊藤家住宅を特別に公開し(通常は非公開)、「花とデジタルアートの祭典」をテーマに、生け花とプロジェクションマッピングのコラボレーションによる作品の数々を展示する。

■伊藤家住宅について

伊藤家は、清洲越の商家である「川伊藤家」の分家にあたり、江戸時代には、尾張藩の御用商人を務めた。

住宅は、本家、新座敷、南座敷からなる主屋と、蔵、新土蔵、西蔵、細工蔵等からなり、堀川の水運を利用して家業を営んだ商家の屋敷の典型例として貴重な遺構となっている。主屋と表蔵は大船町筋、蔵は四間道に面して建ち並んでおり、通りの西側に町家、東側に蔵という四間道の町並み保存地区の特徴的な景観を形成するとともに、町並みにおいて目をひく極めて重要なシンボル。

本家は享保7年(1722年)頃の竣工とされ、1987年(昭和62年)愛知県指定有形文化財に指定された。

■作品テーマ「Regenerate Japan」について
デジタルアーティスト集団・一旗がプロデュースするデジタルコンテンツのテーマは「Regenerate Japan(リジェネレイト ジャパン)」。

新型コロナウイルスによって、日本が長年育て、磨き上げてきた素晴らしい文化芸術や伝統の共有や継承の機会が失われ、衰退の危機に瀕している。そこで、地域の文化芸術や伝統をモチーフにしたコンテンツや、そこからインスピレーションを得て新たな解釈や美意識によって大胆に昇華させたデジタルエンターテイメントを創造し、日本に活力を生み出し、文化芸術立国・日本の再生を目指す。

江戸時代の名古屋城下町の面影を残す貴重な建物を舞台に、華麗な花々とデジタルアートが融合した幻想的な空間を楽しもう。

開催:12月16日(木)〜12月19日(日)
会場:伊藤家住宅(名古屋市西区那古野1-36-12)
入場料:1,000円(税込)

※新型コロナウイルス感染症予防対策のため、観覧の事前予約を推奨。
観覧事前予約:http://discovernagoyatours.com/1149.html
イベント最新情報:https://www.hitohata.jp

(田原昌)

※開催状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。