千葉県「鴨川シーワールド」世界的にも貴重なセイウチの全身骨格標本を公開

貴重な標本を見ることができるチャンス。

グランビスタ ホテル&リゾートの基幹施設である鴨川シーワールドでは、12月10日(金)より、ロッキーワールド地階特設会場にて、世界的にも貴重なセイウチの全身骨格標本(オス・成獣)の展示を開始する。

■世界でも類を見ない大きさの全身骨格標本
同標本は、来場者がセイウチの生態や形態についてより深い知識を得るきっかけとなることを目的に作製。

現在、セイウチの全身骨格標本は国内で数点が展示されており、いずれも幼獣やメス個体のものだが、今回展示を開始する標本は、国内はもちろん世界でも類を見ない大きさ。上あごから伸びるキバの長さは90㎝を超える。

また、同館で飼育していた個体であることから、幼獣から成獣までの飼育記録が残されており、舌骨や陰茎骨など、他の標本には存在しない骨格が全てそろっているため、学術的にも大変貴重な資料だという。

標本は、鰭脚類形態学の第一人者である、国立科学博物館地学研究部生命進化史研究グループ・グループ長の甲能直樹博士が監修し、西尾製作所の最新技術により作製。

甲能博士は「国内外におけるセイウチの全身骨格標本は、アメリカのスミソニアン博物館所蔵(非展示)のものを除き、オス個体でも若い個体のものが多く、セイウチの特徴であるキバもフルサイズに達していないものがほとんどで、今回の標本はその大きさと完成度の高さから、世界に誇れるものである」と評している。

■特別レクチャーと全身骨格標本観察会も開催
セイウチの全身骨格標本の展示公開に伴い、メガマウスザメとシャチの全身骨格標本を合わせた3種類(魚類・鯨類・鰭脚類)の標本がロッキーワールド地階の特設会場で一度に観察できることに。

12月~1月にかけての日曜日(一部除外日あり)に、セイウチの飼育に関する特別レクチャーと3種類の全身骨格標本の観察会を行う。

メガマウスザメとシャチの全身骨格標本

いつもと違うデートを楽しみたいカップルにもおすすめだ。

鴨川シーワールド
所在地:千葉県鴨川市東町1464-18
休館日:不定休
入館料:大人 3,000円、小人(小学生・中学生) 1,800円、幼児(4歳以上) 1,200円、60歳以上  2,400円
URL:http://www.kamogawa-seaworld.jp

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