東京の合羽橋に堺包丁メーカー初の店舗・ギャラリーが完成

自宅時間が増え、家で料理を作ることも多くなったのではないだろうか。

堺打刃物を製造・販売する「實光(じっこう)刃物」の堺包丁ギャラリーが、東京の合羽橋に完成した。

■料理人が使用する和包丁の約9割は堺包丁

明治33年創業、大阪の堺にある實光は今年の12月に東京の合羽橋にギャラリーと販売スペースを作った。

料理人が使用する和包丁の約9割は堺包丁を使用している。堺包丁は料理人の間では知名度があるが、一般の人にはほとんど知られていない。そこで、少しでも堺包丁を全国の方に知ってもらいたいとの思いから、堺のメーカーとしては初めて日本一の料理道具街である合羽橋に包丁専門店を出店した。

■包丁専門 堺實光

120年以上代々受け継がれた技術で、プロにも愛される堺打刃物を製造・販売している。堺實光の意志を受け継いだ職人が、伝統の技術と革新的なデザインを取り入れた包丁造りをしている。

■東京合羽橋店

コロナ禍で包丁業界も販売がすごく冷え込んでいるが、コロナに負けないという気持ちで新しい事に挑戦しようと、今回日本一の料理道具屋街への出店を決めた。

1階は堺包丁ギャラリーがあり、珍しい堺包丁を見ることができる。ゲストを迎える吹き抜けがある空間には、堺包丁を製造する時に火を起こす炭を使った炭シャンデリアを設置した。

2階は、約140本の包丁を陳列した販売スペースとなっている。

職人が魂を込めて製造した包丁をじっくり眺めて、一生物を手に入れてみては。

包丁専門 堺實光 TOKYO合羽橋店
住所:東京都台東区松が谷1丁目9-10 1F・2F マテックス第二ビル1・2F

實光刃物:https://www.jikko.jp/

(MOCA.O)