小豆島「小野川直樹美術館」で瀬戸内をイメージした極小折り鶴アートを堪能

折り鶴が美しいアート作品に。

小豆島の「迷路のまち」で、アート事業や地域事業をおこなう妖怪美術館では、妖怪美術館とあわせて運営している小野川直樹美術館にて「Folklore 展」をスタートした。

■極小の折り鶴を美しい造形美に仕上げる

わずか1cm四方の紙を、ピンセットも使わず一羽一羽丁寧に手折りした極小の折り鶴を、美しい造形美に仕上げる小野川直樹氏。

学生時代に東京で東日本大震災を経験した小野川氏は、翌年訪れた岩手県陸前高田市で衝撃を受けたことをきっかけに折り鶴を使った作品を制作し始めたという。

折り鶴を平和の象徴としてではなく、行き場のない自身の気持ちを託す、厳かな「祈り」として位置づけており、その作品には繊細で神秘的な美しさが静かに漂う。2019年4月には、小野川直樹美術館を小豆島にオープンした。

■瀬戸内がイメージの6作品を展示

今回の新作は、瀬戸内市立美術館の展覧会で展示した、瀬戸内がイメージの6作品。

テーマはフォークロア(伝承)。人それぞれのさまざまな「祈り」をこめて折られるという「伝承」を優美な作品で表現しており、日本人だけでなく、外国人からも高い評価を得ている。

販売中の折り鶴をモチーフにしたアクセサリーは、ギフトにも良さそうだ。

何時間でも見入ってしまいそうな繊細な美しさ。デートにもおすすめしたい。

Folklore 展

期間:11月26日(金)〜12月26日(日)
入館料:(大人)1500円
所在地:香川県小豆郡土庄町字東元浜甲 289-33
公式サイト:http://meipam.net

(Goto)