クリーンエネルギーがカーボンニュートラルを実現する。
■「涌谷太陽光発電所」商業運転開始
シンガポールに本社をおく、アジア太平洋地域で最大級の独立系再生可能エネルギー発電事業者(IPP)「ヴィーナ・エナジー」は、総発電容量25メガワット(MW)を有する宮城県の「涌谷太陽光発電所」の商業運転開始を発表した。
「涌谷太陽光発電所」は年間6,197 世帯にクリーンで再生可能なエネルギーを供給し、年間最大17,294トンの温室効果ガスの削減と約2,400万リットルの節水が可能だ。この発電所の建設にはヴィーナ・エナジーのグループ企業で建設業許可を持つヴィーナ・エナジー・エンジニアリング社がEPC(設計・調達・建設)事業者として参画した。
また、このプロジェクトはみずほ銀行を主幹事とする協調融資団6行によるサステイナビリティにフォーカスした長期グリーンファイナンスで建設資金の調達を行った。なお、各金融機関及びヴィーナ・エナジーの代表者が参列し、11月18日に竣工式を挙行した。
■竣工式で関係者が語ったこと
ヴィーナ・エナジー日本代表ホアン・マス・ヴァローはこう語っている。
涌谷太陽光発電所の建設工事が滞りなく完了し、商業運転の開始を迎えることができましたことは大変光栄です。国内27カ所目の再生可能エネルギー発電所となる涌谷太陽光発電所を加えますと、総発電容量は541.6MWに達します。
開発から設計、調達、建設、運営管理まで統合的に再生可能エネルギーを推進するリーディング企業として、ヴィーナ・エナジーは最高品質で最も競争力のある再エネ発電事業を推進することで、政府が掲げる『カーボンニュートラル』達成へ貢献してまいります。
また、本プロジェクトの持続可能性への貢献を確信し、我々を信じ、ご融資くださいましたみずほ銀行をはじめとする金融機関の皆様に対し改めて感謝いたします。
みずほ銀行プロジェクトファイナンス営業部長の池田周平氏はこう語った。
アジア太平洋地域におけるヴィーナ・エナジーグループの総力を結集したプロジェクトファイナンス案件に関与させていただき大変光栄に思います。
本プロジェクトは、このたび商業運転開始の重要な節目を迎えましたが、今後も、ヴィーナ・エナジーの使命である『低コストでクリーンな再生可能エネルギーの供給』に向け、金融機関の立場から支援して参る所存です。
脱炭素社会を実現するためには、クリーンエネルギーが重要なキーを握る。今回のプロジェクトが、カーボンニュートラルへの大きな助けとなることを願う。
ヴィーナ・エナジー:https://www.venaenergy.co.jp
(冨田格)