ロンドンに誕生した新たな注目のスポット。
■シティ・オブ・ロンドンに「One Bishopsgate Plaza」誕生
ロンドンを拠点にする建築家・リサーチャー集団「PLPアーキテクチャー」の最新プロジェクトである 「One Bishopsgate Plaza」 が、世界有数の金融街であるシティ・オブ・ロンドンに完成した。
ロンドンの中心部に位置し、オフィスビルが立ち並ぶこの地域に、住宅やホテル、アメニティ施設を中心とした広場が誕生。これまで複合施設を備えた広場がシティ・オブ・ロンドンに建設されたことは少なく、オフィスで働く人に加え、オフィス街に足を運ぶことのなかった人々も集う広場となることが期待されている。
■高級マンションと五つ星ホテルの複合施設
「One Bishopsgate Plaza」この広場の中心にそびえ立つのは、広場のメインビルである「150 Bishopsgate」。
43階建てのビルには、237部屋を完備する五つ星ホテル「Pan Pacific London」が下層部に、高級マンション「160 Sky Residences」が高層部に位置し、ロンドンの街一帯の優雅な眺めを楽しむことができる。
ビル内にはマンションの住居者とホテルのゲスト向けに、ジムやカフェ、レストランなどの様々なアメニティ施設が用意されており、ロンドンの最中心部で快適なアーバンライフを楽しむことが出来る施設。
「150 Bishopsgate」が位置する「One Bishopsgate Plaza」は、オフィスビル群と住宅街の真ん中に位置し、2つの地域を繋ぐ新たな架け橋として、より多くの人々が行き交う場所となることが期待できる。
オフィスに人が戻るポストコロナ期はもちろん、来年には周辺に新たに駅が開業することで、より多くの人々がこの広場を訪れるだろう。地域の新たな集いの場として街全体のさらなる発展に貢献していくことが期待されている。
「One Bishopsgate Plaza」は、歴史あるロンドンの景観に馴染み、多くの人々が集う広場となるように設計した。この広場の完成は、地域に住む人や働く人、アメニティを目的に訪れる人など、様々な人々が行き交うことで、シティ・オブ・ロンドンが目指す「多様性にあふれた街の実現」を可能にする。
「One Bishopsgate Plaza」は、世界的なビジネスの街として成長を続けるシティ・オブ・ロンドンの新たなコミュニティの中心として、人々の暮らしと街の未来を支えていくことだろう。
アフターコロナで海外渡航が再開された暁には、ロンドンを訪ねて「One Bishopsgate Plaza」を覗いてみたいものだ。
PLPアーキテクチャー・ジャパン:http://www.plparchitecture.com/japan.html
(冨田格)