レトロな空間が味わい深い、特別な体験ができるチャンス。
京都府北部地域から兵庫県豊岡までをつなぐ地方鉄道「京都丹後鉄道」が運行する予約制レストラン列車「丹後くろまつ号」。
その車窓から眺める景色とともに、地元食材を使用した懐石料理を楽しめる「丹後ちりめん懐石コース~健康と幸せを呼ぶ京丹後の長寿食~」が、京丹後市のふるさと納税返礼品として新たに登場した。
■レストラン列車で豪華懐石料理に舌鼓
「丹後くろまつ号」は、橋立に代表される日本海の白砂青松を象徴する「松」をテーマとしたリニューアル車両で、車内は天然木を贅沢に使い、落ち着いた雰囲気と懐かしさが感じられる。
車内のレストランで楽しめる美しい料理は、丹後地域の伝統的絹織物“丹後ちりめん”をイメージ。
長寿食としても取り上げられた郷土料理“丹後のばらずし”や日本海で水揚げされた旬の“魚介類”や“京たんくろ和牛”など、ここでしか食べられない丹後の魅力がつまった懐石料理のコースだ。
申し込みは、寄附の前に乗車の予約が必要。予約完了から5日以内を目安にふるさと納税サイトから寄附申込となる。
【必要寄付金額】54,000円
【内容】懐石コース1名分(片道運賃、料理代含む)
【利用期間】12月25日(土)~令和4年3月27日(日)運行分
【運行日】金・土・日・祝日(天橋立 12:57発→城崎温泉 15:22着)
■再起をかけ生まれ変わった「北近畿タンゴ鉄道」
地域住民の通勤・通学や観光客の移動手段として親しまれている地方鉄道「北近畿タンゴ鉄道(現:京都丹後鉄道)」は以前、利用者数が年々減少し経常損失は増加していた。
この深刻な状況を打破するため、再生に向けた方針転換を行い、平成27年度に施設保有と鉄道運行を分離。鉄道運行事業をWILLER TRAINSに移譲、線路施設保有については、北近畿タンゴ鉄道が担うという、上下分離方式を導入した。
そして「京都丹後鉄道」の名称で再スタートを切った。
WILLERグループは、AIオンデマンド交通サービスや次世代モビリティサービスにも挑戦しており、そのノウハウを活かしたITマーケティングシステムにより、自立的に収支バランスをとることを目指している。
平成25年度には、既存車両を水戸岡鋭治氏のデザインによりリニューアルした「丹後あかまつ号」と「丹後あおまつ号」の運行を開始。続いて翌年度に「丹後くろまつ号」の運行を開始した。
“海の京都”を走るレストランとして再び愛されることになった「丹後くろまつ号」で、レトロな鉄道旅を味わうのも一興だ。
予約
https://travel.willer.co.jp/train/tantetsu/booking/kuromatsu-course2-2f/
ふるさとチョイス
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26212/5260481
(hachi)
※ダイヤ変更に伴い、期間中の運行ダイヤが変わる可能性があります。最新の運行情報は京都丹後鉄道HPをご確認ください。