荒々しい海が作ったシングルモルトは、強くて魅惑的な味わいがある。
■もっとも長期熟成した「タリスカー 43年」
スコットランド・スカイ島の海が育んだシングルモルトウイスキー「タリスカー」。スカイ島は「ミストアイランド(霧の島)」と呼ばれる自然環境の厳しい島、タリスカー蒸留所はロッホ ハーポートの入り江に位置する。
タリスカーの特徴は、まるで海の潮風を味わっているかのような風味と力強い黒胡椒の香味にあり、すべてのラベルに書かれている「MADE BY THE SEA」は、蒸留所の生産者たちのスカイ島の自然、海への深い感謝とともに、スカイ島の自然をまさに体現したシングルモルトであることを示す言葉だ。
10月27日(水)より、スカイ島で最も歴史あるタリスカー蒸留所が贈る、オフィシャルボトルとしてもっとも長期熟成した「タリスカー 43年」を、数量限定にて発売する。
■タリスカー “エクスペディション シリーズ”第一弾
通常の樽熟成後に、厳しい自然にさらされた木材を使用した珍しい樽で短期間熟成するカスクフィニッシュを施し、大自然と冒険を味わう挑戦的な、タリスカー “エクスペディション シリーズ”。
その第一弾である「タリスカー 43年」は、5,000km以上もの航海を海洋冒険家と共にした木材を使用した樽でカスクフィニッシュを施した。
2020年初頭、英国の著名な海洋冒険家ジェームズ・エイケン氏が、世界で最も難易度の高い海洋レースの一つである「タリスカー アトランティック チャレンジ」と同じ航路を単独航行した。その距離は3,264マイル(約5,000km)、期間は24日間にものぼった。
「タリスカー 43年」は、その過酷な旅を共にしたヨットのデッキで使用されたアメリカンオーク材などでウイスキー樽を造り、その樽でカスクフィニッシュを行った、まさに「海が育んだウイスキー」だ。
「タリスカー 43年」は、タリスカーの創業者であるマカスキル兄弟が、ウイスキーを造るためスコットランド・エッグ島からスカイ島に船で渡ってきたことへのオマージュ。
荒々しい海を表現したパッケージには、美しい琥珀色のウイスキーとともに、海を渡った樽材の一部、さらにジェームズ・エイケンによる公開日誌が収められている。
挑戦的な製法の「タリスカー 43年」のテイスティングノートを紹介しよう。
色:深く明るい琥珀。極めて長いビーディング。
香り:全体的にまろやかで、少しスパイシー。熟したリンゴのフルーティなトップノート、かすかに滑らかで芳醇なワックス。これらの奥に、キャンバスとニスを塗った木、海辺の空気と暖かい砂。少しスモーキーで、海潮が暖かい砂を包み込み、時間が経っても香りは薄れない。
ボディー:フルボディ
味わい:滑らかなテクスチャと活気に満ちた、ジューシーなスタート。次に海潮の飛沫、甘く、芳醇な力強さ。軽いドライさと、スモーキーな暖かみが広がり、少しずつ魅惑的で滑らか、芳醇な味わいへと変化してゆく。ストレートで素晴らしく、数的加水しても特徴は変わらない。
余韻:非常に長く、甘い唐辛子の暖かさが全体を満たす。
荒々しい海を感じる、まさにタリスカーらしい魅力に溢れた唯一無二の逸品。数量限定の販売なので、気になってしまったなら、早めに入手する方が良さそうだ。
タリスカー 43年
容量:700ml
価格:462,000円(税込)
アルコール度数:49.7度
公式サイト:https://talisker-online.jp
(冨田格)