群馬・前橋、海外から評価の高い「白井屋ホテル」にさらなるアワードが贈られた

世界の旅のプロたちが注視する、前橋市のホテル。

■「The Best New Hotel in Japan 2021」を受賞

群馬県前橋市のアートデスティネーション「白井屋ホテル」が、グローバルなホテルブランドを選出する、世界的に権威のある賞International Travel Awardsにて「The Best New Hotel in Japan 2021」を受賞した。

International Travel Awardは、ドバイを本拠地にしているGolden Tree Events Managing & Organisingが主催し、世界中の観光・旅行業界において、優秀なパフォーマンスを称えるために創設された賞だ。

アメリカ大陸、欧州、アフリカ、中近東、オセアニア、そしてアジアの地域ごとのホテルが、世界各国の観光局関係者、旅行代理店、ホスピタリティの専門家、メディアからなる審査員によってさまざまな賞に選出されている。

今年は4500以上の候補からファイナリストが280に絞り込まれ、150が受賞に至った。「白井屋ホテル」はアジア部門において日本で唯一選出。

■白井屋ホテルが目指す「まちのリビング」

2020年12月に営業を開始した「白井屋ホテル」は、これまでに米国の有名インテリア雑誌Architectural Digestより「2021 AD Great Design Hotel Award」を受賞、その後National Geographic Traveller誌から世界のベストホテルのひとつに選定。

また、世界でもっともクリエイティブで影響力のあるレストランとバーを選出する英国のRestaurant & Bar Design Awardsではshortlistに選出され、さらに今回International Travel Awardsの「The Best New Hotel in Japan 2021」を受賞と、海外から高い評価を受けている。

「白井屋ホテル」は、アートデスティネーションとして前橋の地域創⽣を掲げ、多様な分野のクリエイターと共に具現化した「まちのリビング」をめざすホテル。

300年以上の歴史ある旅館に新たな息吹を与えた建築家藤本壮介による建物、国内外のアーティストによる作品の数々、デザイナーとの協演、地元の⾷材を活かしたミシュラン2つ星&「世界ベストレストラン50」の39位に選ばれたシェフ監修のこだわりの⾷、フィンランド式サウナ、茶室などのウェルネスの施設が、明確なビジョンをもとに地域に向けて開いている。

暮らす⼈と訪れる⼈が集い、五感に刺激を受け、⼼を養い、あらたな⽂化がめぶく、世界にも類をみないホテルだ。

ホテル敷地内、馬場川通り沿いには、既にオープンしている「⽩井屋ザ・パティスリー」「ブルーボトルコーヒー ⽩井屋カフェ」に加え、11月3日に「⽩井屋 ザ・ベーカリー」が開業。

この3店舗がまちなかで暮らす⼈々の⽇常のさまざまなシーンを彩るとともに、集い、憩える場となるよう、前橋のまちなかの活性化にさらに貢献する存在となっていきそうだ。

海外から立て続けに高い評価を得ているゆえ、渡航制限が解除されたらインバウンド客が押し寄せること確実だろう。白井屋ホテルをゆったり楽しむなら、早めに訪ねてみるのが良さそうだ。

白井屋ホテル

所在地:群馬県前橋市本町2-2-15
公式サイト:www.shiroiya.com

(冨田格)