自分の好きなお酒を美しい海に眠らせる、そんなサービスが新たに始まった。
マックスは、顧客の選んだお酒を海底に沈め、熟成させるサービス「お酒の海底熟成サービス 美しき海のワイナリー」をスタート。
■海底熟成とは?
海底熟成酒とは、ワインや日本酒などを一定期間海底に沈め、熟成させたものの総称。海底の波の揺らぎによって、陸上よりも早く熟成が進むと考えられている。
その昔、海底に沈んだ沈没船から古いワインが引き上げられ、開封してみると美味しく熟成が進んでいたという逸話も。海底熟成された酒は渋みや刺激が和らぎ、またフジツボ等が付着した瓶の様子はロマンを感じさせることから、愛好家からも好評を得ている。
「美しき海のワイナリー」では、お酒を預かり、防水加工を施したうえで、風光明媚な国立公園そばの海底にある貯蔵庫で約半年間熟成させるサービスだ。水深約15m、平均水温18℃は、お酒の貯蔵に適した環境とも言われ、お酒は波の揺らぎに抱かれて優しい眠りにつく。
■好きなお酒を、1本から海底熟成
お酒や調味料を海底で熟成させるという試みはすでに全国各地で行われているが、すでに熟成させたものを販売するという形式がほとんどで、自分の好みのお酒を熟成させるサービスは、イベント等の不定期開催がほとんど。
「美しき海のワイナリー」は、顧客の好きなお酒を、1本から海底熟成することができる。(※未開封かつガラス瓶に入ったものに限る)
■美しいロケーション
大切なお酒が眠りにつく舞台となるのは、風光明媚な国定公園に面した南伊豆町・中木地区の自然豊かな美しい海。日本で25番目のジオパークにも登録された、黒潮の恩恵を多大に受けるこの海には、夏にはカラフルな季節来遊魚が訪れ、海底には色とりどりのサンゴが咲き誇り、まるで南国の海のような光景が現れる。
また、熟成させる11月~5月の期間は水温の変化が少なく、波のゆらぎに抱かれ、お酒の熟成に非常に適した環境と言える。
■自分の手で海底に沈めることができるオプションコースも
熟成プランのオプションとして、ボートに乗船して実際に水中に沈める様子を見学できるコースや、スキューバ器材を使用して、水中の熟成庫へインストラクターと一緒に行き、自らの手で沈めたり、熟成後のお酒を引き上げることができるプランも。
・持ち込み海底熟成 1本 ¥6,600-
好きなお酒に防水加工を施し、水深15mの海底貯蔵庫で半年間熟成させ、渡すサービス。熟成させたお酒にはオリジナルタグを付け、ギフトボックスに入れて渡す。配送も可能(送料別途)。
・ボート海底熟成体験 1名 ¥13,200-
ボートに乗船し、ダイバーがお酒を沈める様子を船上から見学できるオプションプラン。
・海底熟成ダイビング 1名 ¥13,200-
スキューバダイビングで自分のお酒を自分で沈めるオプションプラン。
※ライセンスが必要、器材レンタル代別途
美しい海に思いをはせながら、母なる海の恵みによって変化した味わいや瓶の風合いを楽しもう。
公式サイト:https://uminowinery.com/
(田原昌)