デザイン家具が好きな人に朗報だ。
DESIGNART TOKYO 2021の期間中(10月23日、24日、30日、31日)、リッツウェル糸島シーサイドファクトリーの職人たちが、港区・東京ショールームにて家具を実際に製作する過程を披露する。
■手しごとによって作られる家具の魅力を披露
リッツウェルは長い歴史を持つ西欧のクラシック家具の技術、職人の技にこだわり、新しさの中にも、なつかしさ、心地よさを生みだす家具づくりを目指すメーカー。
普段身近にある家具がどのようにつくられているか、デザイン、開発、製造、販売と一気通貫の企業だからこそ伝えられる、独特の世界観とモノづくりが体感できるイベント。
今回の「椅子張り職人と手しごと展」では、福岡県・糸島シーサイドファクトリーの職人たちが東京ショールームで家具製作(張り加工)を実演。イージーチェア他、アームチェアやスツールなどを実際に製作する過程で、手しごとによって作られる家具の魅力を伝える。
「家具の美しさ、心地よさをを生み出す為には商品を形作る職人たちの経験や感性を研ぎ澄まし育てる環境こそが重要だ」という考えのもと、2019年に自然豊かな福岡県・糸島市にオープンしたリッツウェルの自社工場「糸島シーサイドファクトリー」。
ここで日々家具作りに励んでいるのは、平均年齢37歳の若き職人たち。
「椅子張り職人と手しごと展2021」では、この糸島シーサイドファクトリーの職人2名が東京ショールームにやってくる。職人自身が各工程を説明しながら作業を行い、途中ゲストからの質問などにも答える。
■世界的なデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞2019(ドイツ)」を受賞した「BEATRIX」
大きく湾曲したヘッドレストと高いクッション性が生み出す、包み込まれるような座り心地が魅力のBEATRIX。
いくつものデザイン要素を巧みに組み合わせた独創的なフォルムとその完成度の高さで、独特の存在感を際立たせながらも、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある雰囲気が、空間に心地よいやすらぎをもたらす。
人間工学に基づいたミリ単位の調整によって実現した理想の座り心地は、ていねいな手仕事が作り出す美しいフォルムと相俟って、独特の風格を感じさせる。
イージーチェアは、“LARGE”サイズとそれよりややコンパクトな“MEDIUM”サイズの2サイズ展開。今回のイベントでは、Lサイズ・Mサイズをそれぞれ1台ずつ製作する。
そのほか、リッツウェルの人気シリーズ「RIVAGE」のイージーチェアやアームチェアも披露。
また平日(10/22・10/25~29)は、リッツウェルオリジナルレザーを使ったワークショップを開催する。
レザーにあわせて、5色の糸から好きな色を選び、オリジナルのカップスリーブが製作できる。
家具の魅力を再発見できそうだ。
(Yuko Ogawa)