「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」伊藤若冲の世界に浸りきる一泊二日の宿泊プラン

今まで体験したことのない京都に出会える旅。

■伊藤若冲の世界観に浸りきる一泊二日

2021年10月9日(土)、「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」は、開業35周年を迎える。

京都の歴史・伝統・食、洛北の自然など多彩な魅力の発信をより一層強化していく「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」は、伊藤若冲と壬生寺の知られざる関係と京都の美・伝統を体感できる宿泊プランを、「律宗大本山 壬生寺」と協働し10月1日(金)より発売する。

この宿泊プランは、「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」に1室しかない「西陣スイート」に宿泊し、「律宗大本山 壬生寺」で僧侶による伊藤若冲の話しや、密を避けながらの案内などプラン限定プライベートツアーを楽しめるというもの。

西陣スイートは、西陣の織屋「渡文」プロデュースのスイートルーム。伊藤若冲の意匠をモチーフにした黒と金の世界で構成されたファブリックが、ホテルでありながら町屋に訪れたような安らぎを味わえる。

「律宗大本山 壬生寺」では、700年にわたり主に口伝で伝え継がれた伝統芸能「壬生狂言」の舞台・大念佛堂(狂言堂)や、平安時代の作品で重要文化財に指定された日本最古の地蔵菩薩像の一つとされる 本尊「延命地蔵菩薩」、色鮮やかな友禅の障壁画、襖絵、170年前に奉納された壬生狂言の衣装の柄から採られた天井絵等、通常非公開の本堂内部などを拝観できる。

また、実際に壬生狂言の番組で使用されていた仮面の一部を手に取り、復元新調された伊藤若冲奉納の仮面を間近に鑑賞できる等、特別感とともに京都に伝え継がれた伝統を体験できる。

■伊藤若冲と壬生寺、壬生狂言とは

伊藤若冲

江戸時代中期、京都の青物問屋の長男として生まれ、独学で作品を制作。細部まで描き込まれ、極彩色で彩られた絹本着色の作品や即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日本美術史上でも異彩を放ち、奇想の絵師として、世界中の人々を魅了している。

壬生寺

鑑真和上ゆかりの律宗・壬生寺は、正暦2年(991年)に創建され、重要文化財である本尊の延命地蔵菩薩をはじめとする多数の地蔵菩薩を祀っている。古来よりの地蔵信仰とともに厄除・開運の寺として信仰が厚く、2月の厄除け節分会の行事は約900年もの歴史がある。

幕末に活躍した新選組が大砲や剣術・馬術の訓練をした場所であり、境内の壬生塚には隊士の墓塔を祀り、新選組ゆかりの地としても広く知られている。

壬生狂言

正しくは「壬生大念佛狂言」と言い、「壬生さんのカンデンデン」という愛称と共に、鎌倉時代から京の庶民大衆に親しまれてきた。せりふのない無言劇で、およそ700年前の正安2年、壬生寺中興の祖、円覚上人が融通念仏を修し、その念仏の意味を大衆にわかり易く説明するために仕組んだのがその始まりといわれている。

「壬生・嵯峨・千本」の三大念仏狂言の一つで、能楽、特に狂言の変遷過程を知る上でも貴重な壬生狂言は、我が国の芸能史上重要な地位を占め、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に京都府下で最初に指定された。

普通の旅行では見ることのできない体験ができる特別な宿泊プラン。若冲の世界に興味があるなら、参加してみる価値がありそうだ。

期間:10月1日(金)~2022年3月31日(木)
料金:54,594円~(2名1室/室料・拝観料・朝食・税・サ込、宿泊税・別)
詳細:https://www.princehotels.co.jp/kyoto/plan/mibudera202101/

(冨田格)