バンクシー作品の展示販売会、阪急百貨店うめだ本店で開催

芸術の秋とは、お気に入りのアートを購入する季節なのかも。

■バンクシー作品の展示販売会

阪急百貨店うめだ本店9階「阪急うめだギャラリー」では、9月29日(水)〜10月4日(月)の期間「バンクシー展〜仕掛けられた世界〜」を開催する。

英国を拠点とする匿名アーティスト、バンクシー。

スプレーを使った独特なステンシル技法で、世界各国のストリートや壁などに絵を描き去って行くそのスタイルは、人々の心を掴んで離さない。「バンクシー展〜仕掛けられた世界〜」は、そんなバンクシーの作品から約25作品を一堂に集めた展示販売会だ。

本展はUNOFFICIALであり、作家本人は関与していない。2008年、バンクシー本人が設立した、バンクシー作品唯一の認証機関「Pest Control(ペストコントロール)」発行のCOA証明書付き作品のみを販売する。

■展示販売する作品より

Girl with Balloon

2002年、ロンドン南部サウスバンク、テムズ川沿いの壁に登場したバンクシーの代表作。傍らには、“THERE IS  ALWAYS HOPE(希望はいつもある)”というメッセージが。現在は市の職員により塗り直されている。

70×50cmスクリーンプリント

Love is in the Air

石ではなく花束をイスラエル側に投げ込もうとする、パレスチナの若者を描いた作品。どんな変革も、平和的手段で達成されなければならないという強いメッセージが込められている。

50×70cmスクリーンプリント ※サイン有り

Monkey Queen

言論の自由や表現の自由に関する問題を提起した、挑発的なスクリーンプリント。政府から、女王のゴールデンジュピリーの式典中にこの画像を表示しないよう求められた青少年クラブは、最終的に他のポスターに差し替えた。

50×35cm スクリーンプリント ※サイン有り

Soup Can

度々美術館に侵入していたバンクシー。アンディウォーホルのキャンベル缶の作品の隣に、自作のテスコスープの絵を置いた。この行動には、同じ作品の単純化した安っぽいバージョンを人々に示す、という意図があった。

50×35cm スクリーンプリント

Laugh Now

社会的地位の低い若者の気持ちを表現しているとされる作品。首から下げている看板には “Lugh now,but oneday we’ll  be in charge(今は笑え、でもいつか自分たちが取りまとめるようになる)”と書かれている。

70×50cm スクリーンプリント

バンクシーの作品を、自分のものにできるチャンス。ファンにとっては垂涎の機会だろう。

「バンクシー展〜仕掛けられた世界〜」WEBカタログ:https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_banksy/index.html

(冨田格)