芸術作品にもバリアフリーな感性を。ハッとさせられるような色彩豊かなプロダクトを、実際に手に取ることができるイベントがあるので紹介しよう。
■「HERALBONY」のポップアップストア
9月28日(火)まで、知的障害のあるアーティストが描くアート作品をプロダクト化するアートライフブランド「HERALBONY(ヘラルボニー)」のポップアップストアが日本橋三越本店でオープン中だ。
今回初となる限定のオーダーアートスニーカーの受注販売をはじめ、新作のファッションアイテムを中心に約10種類を取り揃える。
併せて10月19日(火)まで、オンラインストアも期間限定で開設する。
さらに、本館 中央通り側のウィンドウには、アーティストが手掛ける作品とプロダクトがお目見え。第一弾は9月22日(水)~10月5日(火)、第二弾は10月6日(水)~10月19日(火)。
■ブランドミッション「異彩を、放て。」
「HERALBONY」は、日本全国の福祉施設に所属するアーティストと共に、新たな文化の創造を目指す岩手県発のアートライフスタイルブランド。
今回のポップアップストアは、三越伊勢丹のサステナビリティ活動「think good」キャンペーンの一環として行われる。
今回初となるオーダーアートスニーカーは、同店のポップアップストアのために企画されたもの。「10年後も愛される1足」をコンセプトに、ミニマルでタイムレスなデザインと、ソフトな履き心地が魅力のスニーカーブランド「ブライトウェイ」とコラボレーションした。
オールレザーの真っ白なスニーカーに「HERALBONY」が契約しているアーティストの4作品から好みの作品を選んでプリントできるパターンオーダー。
他にも、新作のアートシルクスカーフやアートハンカチ、アートアンブレラ、アートボトル、アートエコバック、アートネクタイなどファッションアイテムを中心に約10種類を取り揃える。
■新たな価値を創造する「HERALBONY」
ヘラルボニーは松田文登氏と松田崇弥氏の双子の兄弟が2018年に設立。日本全国の福祉施設でアート活動をしている人とライセンス契約を結び、預かったアートデータを使用して商品化している会社だ。
ブランド名「HERALBONY」という聞き覚えのないその単語は、自閉症と知的障害があるヘラルボニーの両代表の兄・松田翔太氏が7歳の頃に自由帳に記した謎の言葉。
ヘラルボニーというブランド名には、一見意味がないと思われる思いを、企画して世の中に価値として創出したい、という意味が込められている。
思わず手にとってしまいたくなる色彩豊かなアイテムからアートを感じて欲しい。
HERALBONY(ヘラルボニー)ポップアップストア
会場:日本橋三越本店 本館1階 婦人雑貨プロモーションスペース
オンラインストア:https://www.mistore.jp/shopping/brand/list?brand=020303
ヘラルボニーホームページ:https://heralbony.com/
(hachi)