クラウドサービス企業のトップが提唱する「新しい時代の経営と働き方」

経営者はもちろん、ビジネスパーソンにとってのヒントが見つかりそうな一冊。

■著者が独特の視点から2020年代を俯瞰

クロスメディア・パブリッシングは、コロナ禍で始まった2020年代のビジネス・経営・人を鋭く予測する新刊『ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方』を出版した。

同書は、大企業から中小規模まで成長企業・高収益企業に数多く導入されている法人向けクラウドサービスを手がける著者が、 「最適化をしすぎてはいけない」「クリエイティブな議論には直接の対話が必要不可欠」「価値観の差が利潤になる」「売れる商品は生活と文化を取り込むことで生まれる」「地方の衰退の根っこにあるものは何か」など、独特の視点から、2020年代を俯瞰。

いま最注目のIT企業トップは、さまざまなデジタルツールが生まれ、経営や働き方が変革を迫られるこの時代をどう捉えているのか。コロナ禍を経た新しい時代の経営、成熟市場のビジネス、デジタル化の本質を見通し、「経営と働き方」の未来を鋭く予測する一冊だ。

■2020年代の経営を予測

日本人は戦後、勤勉な民族性をベースに、当時の先進国の工業製品のコピーを、「より高品質、より高性能で、より安く」つくるという問題解決の能力で市場を席巻した。これらの努力は品質管理とコスト管理のノウハウを高め、「さらに安く、もっと安く」という人々のリクエストに応えることが可能になった。

しかし、もう日本では「高品質で安く」はつくれない。だからこそ今、日本のすべての企業にとって必要なのは「高く売ること」。一冊を通して、2020年代の経営を予測しながら、中小・ベンチャー企業が、自社の商品・サービスの価値をどう高めていけばいいのかを考えていく。

■著者はレッドフォックス代表取締役社長

著者は別所宏恭(べっしょ・ひろゆき)氏。

1965年兵庫県西宮市生まれ。横浜国立大学工学部中退。独学でプログラミングを学び、大学在学中からシステム開発プロジェクトなどに参画。1989年レッドフォックス設立、1999年、代表取締役社長に就任。

モバイルを活用して営業やメンテナンス、輸送など現場作業の業務フローや働き方を革新・構築する汎用プラットフォーム「SWA(Smart Work Accelerator)」の考え方を提唱。

2012年に「cyzen(サイゼン/旧称GPS Punch!)」のサービスをローンチ、大企業から小規模企業まで数多くの成長企業・高収益企業に採用される。

読書の秋、たまにはじっくり書籍と向き合ってみたい。

ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方

著者:別所 宏恭
出版社:クロスメディア・パブリッシング
単行本(ソフトカバー) :  240ページ
Amazon:https://amzn.to/3jTlcI6
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/16645728

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