美味しく食べて、フードロス削減ができるソーセージが誕生。
⾷⽂化が運営する旗艦ECサイト「うまいもんドットコム」は、現代ソーセージ研究家hayariの村上武士シェフと協業し、豊洲市場のマグロを使い「葱鮪鍋(ねぎま鍋)」をイメージした、特別な魚肉ソーセージを開発した。
■主原料は、豊洲市場の華「本マグロ」
通常マグロは、飲食店向けに切り分けて出荷されるのは“背側”で、“尾”の部位は端材部位として廃棄されることが多い。今回のコラボ企画では、あえて比較的スジの多い部位の“頭”を選んだ。
一般的にスジが多い部位は刺身にするには敬遠されるが、実は豚や牛と比べても脂の融点が低いため、ソーセージにして加熱したときに、低い温度でも脂が溶けて濃い旨味に変化することに着目した。
■ソーセージ作りを通して、美味しく、健康的に、フードロスに取り組む
加熱して美味しいマグロ料理と言えば「葱鮪(ねぎま)」。
甘辛い醤油味の葱鮪鍋をソーセージ型にし、化学結着材・発色剤・保存料・うま味調味料としてのアミノ酸は一切使用せずに調理し、試作を重ねて完成させた自然派ソーセージだ。
かつてのソーセージは、食べきれない肉、硬いスジ、栄養ある血などを余すことなく頂く知恵「もったいない」を形にした食品だった。今回、その起源に立ち返り、流通困難な部位を本来の価値より更に昇華したものになるよう加工した。
食品の流通に携わる上で「つくる責任、つかう責任」を担うことが、貴重な資源を無駄なく利用する取り組みの一環となる。SDGsの掲げる目標を達成すべく、サスティナブルな生産と消費のパターンを確保する考えに沿って生まれたソーセージだ。
高級食材のマグロを使ったソーセージは、今までにない味わいで食卓を彩るだろう。