ワインがさらに身近になる、角打ちスタイルの店が増殖中。
■ナチュラルワインの桃源郷、ネオ角打ち酒屋「no.506」
「BottleTokyo」は、小田急線経堂駅徒歩2分の場所に、ナチュラルワインのネオ角打ち酒屋「no.506」をオープンした。外苑前の「no.501」と千歳船橋の「no.502」の現行二店舗と同様、酒屋スタイルの小売販売と店舗奥でのレストラン営業を両立させる。
コンセプトはナチュラルワインの桃源郷。アジアンスタイルレストラン×ナチュラルワインで、まるで桃源郷のような世界感を味わえる特別な空間だ。
■常時600種の厳選ワインが並ぶウォークインセラー
ガラス戸の入り口を入るとネオンカラーがアクセントになったウォークインワインセラー。年間を通し15℃以下の環境を保持しているワインセラーには、常時600種ほどの国内外から厳選したこだわりのナチュラルワインが並ぶ。特にオレンジワインの種類とセレクトにはこだわりあり。
家飲みにもギフトにも選びがいがあるラインナップなのでソムリエとじっくり相談したり、直感でのラベル買いも楽しめそうだ。
■セラーの奥は角打ちアジアンスタイルレストラン
セラーを抜けると、テーブル席と、巨大な流木が鎮座するオープンカウンターの客席が広がる。レストランスペースでは、こだわりの食材やスパイス、ハーブなどをふんだんに使った体に優しい味わいのアジアンテイストの料理と珠玉のセレクトのナチュラルワインとの融合を楽しめる。
グラスワインはバラエティに富んだものを常時数種類用意。また別途抜栓料が必要となるが、セラーから選んだ一本を食事に合わせて楽しむことも可能だ。
「Shangri-La(シャングリラ)」と名付けた看板メニュー、アジアン前菜の盛り合わせはアフターヌーンティーのような二段構えの皿に、創意工夫を凝らしたワインに合うつまみを10種のせ、華やかな見た目にもこだわった。
数種類のアジアンシャルキュトリーの盛り合わせや、自家製のモチモチ生地で肉や野菜などを巻いて食べる中国北部の祝い料理、春餅(チュンピン)などもスペシャリテとしてラインアップ。
ランチタイムには、フォーや水餃子、プレートランチなどオリジナルアジアンフードを気軽に堪能できるメニューを用意。またテイクアウトにも力を入れていく。
駅近で商店街の中心に位置する「no.506」は、既存のワイン店とは一線を画す営業形態で、ワイン好きのデスティネーションとして、また地域の住人にデイリー使ってもらえる店を目指すとのこと。
緊急事態宣言中はプレオープン期間ということで、レストランでの種類提供はないが、ワインセラーで好きなワインを選びアジアンフードと共にテイクアウト、家飲み時間を楽しいものにできそうだ。
no.506(ナンバー・ゴーマルロク)
所在地:東京都世田谷区宮坂2-18-1
Instagram: https://instagram.com/no.506.bottletokyo
(冨田格)