ウィリスオーバーランドCJ-3A(1948年)は、SUVの父と謳われるほどのパイオニア的な存在。軍用や農耕用として使用されていたオフロード車を民生用として広め、人々に未舗装の地を駆け巡る自由な楽しみや冒険の喜びをもたらした。
そして、限定300台で発売された「ラングラー・アンリミテッド ウィリス」は、そうしたCJ-3Aの精神を受け継ぎ、オフロード性能のさらなる進化と、タフネスを表現したエクステリアを特徴としている。
ボディカラーには、ミリタリー感を演出する限定車専用のサージグリーンC/C(限定100台)と、通常はルビコン専用であるスティンググレーC/C(限定200台)という2色の特別カラーから選べる。
エクステリアでは、ブラック仕上げの専用フロントグリルやグロスブラックに塗装された17インチアルミホイール、「WILLYS」ボンネットデカール、「4 WHEEL DRIVE」リアゲートデカール、マットブラック仕上げのJeepバッジとTrailRatedバッジが奢られる。
機能面では、悪路で車体下部を保護するロックレールや、滑りやすい路面でタイヤの空転を抑えることで推進力を高めるアンチスピン・リアディファレンシャル、ラングラーきってのハードコアモデルである「ルビコン」と共通のダナー社製・M220リアアクスルを搭載し、オフロード性能がさらに強化されている。
装備類はベース車である「アンリミテッド・スポーツ」に準じ、LEDヘッドライトや車庫入れをサポートするフロント&リアパークアシスト、リアバックアップカメラ、前走車との車間距離を維持するSTOP機能付アダプティブクルーズコントロールなどを採用する。価格は568万円。
(zlatan)
画像元:FCAジャパン
- 1
- 2