オフィスの在り方を「アートシンキング」で再定義する新形態オフィス、表参道に誕生

コロナ禍で企業のオフィスビルの売却やリモートワーク推奨が進み、オフィス以外の場所でも仕事ができる世の中。どこからでも作業ができるという柔軟性や便利さが進む一方で、同じ哲学や文化を共有する機会は減り、会社内での繋がりが希薄になっている。

■オフィス離れの時代に“新たな価値”

そんな中“アートシンキング”で企業のイノベーション創出を導くBulldozerは、多様な才能が集まるアートシンキングの聖地として新オフィス“Gravity”を表参道にオープンした。

Bulldozerは、「予定調和の意思決定ではなく、独自の価値創出をしていくためには、文化の醸成が不可欠」と考える。

テレワークの普及により、オフィスの重要性が問われているいまだからこそ、会社という共同体にも、企業理念や哲学を起点とした“文化”が重要だ。文化が薄れていくと、会社にとっての従業員も、従業員にとっての会社も代替可能な存在となり、条件面だけで選ぶようになる。この傾向は、転職希望者の増加などから読み取ることができる。

Bulldozerが本気で文化・時代醸成を目指す中で、これからの時代の良い仕事とは、“斬新かつ永劫的に本質的な価値を創出すること”だという。

■オフィス以外の空間の価値と役割

“Gravity”が持つオフィス(作業場所)以外の空間の価値と役割は3つ。

1つ目は「集まる」。ビジネスパーソンとしての才能(オフィス機能)、アーティストとしての才能(ギャラリー機能)日本の土地、歴史ならではの才能(日本万博機能、タイムトラベル機能)、これから花開く潜在的な才能(丁稚奉公機能)。これらの異なる才能が互いにインスピレーションを与え合うことでより最大化していくことが“Gravity”のコンセプトだ。

2つ目は「生み出す」。日本の人口は超少子高齢社会によって減少の一途をたどっている。働く一人ひとりが才能を最大化し価値創出すれば、個の集合体である国全体の経済も成長していく。こうした世界・時代に向けて、一人ひとりが自分にしか生み出せない価値を創出するプロセス(才能の最大化)を加速していくために、アートシンキングという手法を使い、Bulldozerは時代貢献を目指す。

そして3つ目は「発信する」。 SNSをはじめとしたインターネットを通じた個人の発信が当たり前となり、日本と世界の文化間の繋がりはより密接になっている。“Gravity”では日本の才能を感じられるあらゆるモノを集結し、世界に発信していく拠点として「日本万博化」を目指す。

海外の人々が日本に来た際に、日本の歴史とこれからのイノベーション創出を期待させるような拠点として発展させていく。人だけではなく、土地にもそれぞれ歴史があり独自の才能があり、その人、その土地ならではの魅力を感じられるような体験を、バーチャル空間だけでなくリアルな空間から世界に発信していく新しい拠点の在り方だ。

才能溢れる作品等は日本全国から随時募集中だという。

詳細:https://note.com/paradigm_shifter/n/n9392b37eefc0

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