長引くステイホームを楽しくしてくれそうなビールが誕生。
■熊本県産「河内晩柑」を使った柑橘系ビール
2020年1月創立の総合アルコールブランド『CRAFTX』。
木内酒造と共同開発したフラッグシップ製品「クリスタルIPA」、季節限定製品「ヘイジームーンIPA」や、宮崎ひでじビールと開発した「日向夏IPL」「サンセット・ライムエール」など、わずか2年足らずで複数のパートナーと協力し、数種類のビールを販売してきた。
『CRAFTX』は、宮崎ひでじビールとの共創で実現した柑橘系ビールの第4弾として、数量限定の新製品「Citrus Vacation(シトラスバケーション)」を発売した。
これまでも”日向夏”や”平兵衛酢(へべす)”など九州特産の柑橘を使った限定ビールを共創し、全て数ヶ月で完売している。特にコロナ禍においては柑橘系のビールが好評なため、今回は熊本県産「河内晩柑」をふんだんに使用した残暑にぴったりなビールを造った。
■「シトラスバケーション」の特長
ビアスタイルと味わい
「シトラスバケーション」の味わいのベースとなるビアスタイルには、ゴールデンエールを採用し、さらに熊本県産の河内晩柑を合わせた。
ゴールデンエールは、ラガービールに似た味わいで、モルトの甘みが穏やかに感じられるのが特徴。河内晩柑は分類学上、他の柑橘類と比較して独特で特徴的な味わいを持っている。見た目はグレープフルーツと類似しているが、味はまろやかな酸味のある蜜柑に近い。一般的な柑橘より遅めの4月〜8月に旬を迎えるため、名称に”晩”がついたと言われている。
「シトラスバケーション」は、飲みやすいゴールデンエールと複雑な味わいの晩柑によって、残暑の中でもホッと一息つけるようなビールとなった。
こだわりの技術
「シトラスバケーション」は、河内晩柑の複雑な味わいをうまく引き出すため、ホップ選定と発酵過程を工夫している。
ホップは、熟した柑橘を思わせるものと奥深い余韻を感じさせるものの2種類をベースに、さまざまな柑橘系ホップをブレンドした。発酵過程は、とりわけ丁寧に発酵させることを意識しながら酵母を管理。通常過程より少し早い段階で晩柑を投入し、時間をかけて果汁と麦芽の糖分を発酵させた。
揚げ物や油分の多い調味料を使用した料理には最適な柑橘系ビール「シトラスバケーション」だが、小麦を使用しているのでホワイトソースを使った料理にもマッチする。
また、パッケージの二次元バーコードをスマホで読み取ると”Tipsy by CRAFTX”の動画が表示、宮崎ひでじビールのブリュワーが「シトラスバケーション」の魅力を紹介しているので、味わいながら動画も楽しめそうだ。
今年も長引きそうな残暑の夜、柑橘系ビールがあれば爽やかに過ごせそうだ。
CRAFTX公式サイト:https://www.craft-x-beer.com/pages/citrus-vacation
(冨田格)