ポール・スミスによるSDGsとお洒落を両立した「MINI STRIP」が世界初披露

「MINI STRIP」の開発コンセプトは、シンプル・透明性・持続可能性。サステナビリティを前面に押し出しながら、ポール・スミスならではのセンスや美学が注入されている。

まず外装では、あえてカラー塗装をせず、腐食防止のための透明な薄いフィルムを貼っただけの未完成な状態に。ポール・スミスの言葉を借りると、「完璧な不完全さ」が表現されている。

また、再生プラスチックや再生プレキシガラス、3Dプリントなどを活用し、リサイクルや改造の自由度を高めながら、印象的な質感を生み出している。

内装のアプローチも同様で、レザーやクロームは一切使われず、多くのトリムパーツが意図的にそぎ落とされている。

その一方、完全リサイクル可能なニット・テキスタイルのシートや、再生ゴムを使ったフロアマットなどを採用。さらにインテリアをぐるりと囲む再生コルクによって、新鮮さと上質感を両立しつつ、音響効果も高めているという。

必要最小限の機能に絞り込まれたステアリングホイールは、メッシュカバーに覆われたホーンパッドからエアバッグが見えるというユニークな仕立てに。

インフォテイメント面では、MINIの特徴でもあるセンターメーター部に、乗員のスマホを設置する仕様としている。

インテリアの随所では、ポール・スミスらしいオレンジ&ブルーのアクセント、5色のストライプを効かせている。

(zlatan)

画像元:BMWジャパン、Paul Smith Limited