愛媛・大洲、国登録有形文化財に泊まり城下町を堪能

歴史を刻んできた空間だからこそ感じられる特別な体験。

歴史的建造物を再生し、ブティックホテルとして利活用するVMG HOTELSは、都市部から離れた歴史・文化が色濃く残るエリアに複数の客室が分散、棟が離れた「分散型ホテル」だ。

■登録有形文化財に泊まる宿泊プラン

2021年4月3日、愛媛県大洲市のアイコンである大洲城の城主・加藤貞泰の末裔、国登録有形文化財・旧加藤家住宅主家の歴史的邸宅を使用したホテル客室をオープン。

「NIPPONIA HOTEL大洲城下町」のMITI(みち)棟として生まれ変わり、町家・古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくりの1つとして歴史を紡いでいる。

歴史ある国登録有形文化財・旧加藤家住宅主家での宿泊、および大洲城に現存する最古の建物「南隅櫓」でのプライベートディナーを味わえる旅のプランの販売をスタートした。

■ここでしか味わえないプランの特長

旧大名家らしい格式高い佇まい。国の登録有形文化財に泊まる

旧大洲藩主の末裔、故・加藤泰通氏が大正14年に建築した、国の登録有形文化財である「旧加藤家住宅主屋」。全面ガラス障子の明るく解放的な造り、英国留学をした泰通氏らしい西洋風のモダンなしつらえなど、随所に美意識が感じられる贅沢な空間。色褪せることない名建築に泊まる、至福のひとときを過ごせそうだ。

大洲城最古の歴史がある「南隅櫓」でプライベートディナー

国の重要文化財に指定され、大洲城に現存する最古の建物「南隅櫓」。江戸末期に建立また改修とも言われ、かつての大洲城の様子をいまに伝える貴重な建物だ。

静かに時間を刻み続ける空間で、愛媛あかね和牛やキャビア、宇和海や瀬戸内の海の幸などをコース仕立てにした地産地消のプライベートディナー。伊予が誇る「砥部焼」の上に織りなす華やかな品々は、美味しいだけじゃなく見る楽しみもあり。

「臥龍山荘」を独占する早朝の見学ツアー

肱川随一の景勝地に佇み、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」一つ星を獲得した『臥龍山荘』は、明治の貿易商河内寅次郎氏が京都や神戸の名工を呼び寄せ構想10年・工期4年の歳月をかけ建てた別荘。

細部まで職人技の美しさが光る日本建築美を詰め込んだ心奪われる空間は、いつしか時が経つのも忘れてしまうほど。一般公開前の早朝貸切ツアーで、日常を忘れるこの上ない贅沢な時間を過ごすことができる。

早朝ツアーの後は、大洲名産「いもたき」をイメージした一品の他、殿様への献上米「てんたかく」を土鍋で炊き上げたつやつやのごはん、愛媛県産のフレッシュフルーツ盛り合わせ、地元矢野味噌の麦みそを使用した味噌汁など、大洲ならではの和朝食を由緒ある元料亭で。

他にも、大洲城を望むプライベートハウスで、バスタイム&ドリンクを味わえる特別な体験など、文化財をじっくりと味わえるコンテンツが揃っている。

時の流れが止まったような歴史的空間に身をおく非日常の旅。日本の魅力を再発見する機会になりそうだ。

NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
登録有形文化財に泊まる

プラン料金:(2名1室)155,098円~
専用ページ:https://www.ozucastle.com/katouke/

(冨田格)

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