東京に住んでいても、知らない場所、モノ、文化はたくさんあるもの。
■伝統に触れることで自らを整え「和」の心を育くむ
東京都台東区の「なか道」は、10月より、クラブツーリズムと共同で「<趣味さんぽ>当時の味を再現した『江戸料理 櫻田』での昼食と 和紙で作る御朱印帳ワークショップ」を開始する。
「なか道」は、企業理念として「継承された伝統ある文化や芸能などを通して『場』と『人』と『想い』をつなぐ」を掲げている。
伝統と呼ばれるものが長いときを経て今に受け継がれているのは、そこに普遍的な価値があることの表れであると言える。その素晴らしい伝統に触れることで自らを整え、他との関わりの中で「和」の心を育くむ機会を、企業・団体・旅行者向けの体験として提案している。
今回新たにスタートするのは、「下町文化息づく浅草の街歩き」「江戸時代の食事を再現した昼食」「職人から直接手ほどきを受けての御朱印帳づくり」を体験できるコース。
街歩きをしながら歴史を学べるこのコースは、「楽しく運動不足を解消したい」「知的好奇心を満たしたい」「時代劇が好き」「人と違ったグルメ写真を撮りたい」「寺社仏閣巡りが好き」と考える人におすすめだ。
浅草を知り尽くしたお坊さんとの街歩きで楽しく体を動かした後は、ご存知弥次さん喜多さんや長谷川平蔵も食べていた?江戸料理で舌鼓をうち、午後はこだわりの素材で自分だけの御朱印帳づくり。他では体験できない充実の内容となっている。
■このツアーでしか味わえない魅力
浅草の街の散策
建立400年を超える浅草・緑泉寺の青江覚峰住職が浅草のまちを案内する。浅草寺周辺を中心に、単なる観光では通り過ぎてしまうようなポイントも丁寧に紹介しながら、浅草の歴史を解説。観光地としてあまりにも有名な浅草を、地元のお坊さんならではの目線から軽妙な語り口で案内する。
当時の味を再現、江戸料理「櫻田」の昼のコース
古民家の佇まいそのままの「江戸料理 櫻田」で、江戸時代の味を再現した昼食コース。浅草櫻田は店の雰囲気、料理共に国内外の多くの人から高評価を受ける店。何十年にも渡って定期的に落語会が開かれており、店内にずらりと並んだ噺家の名前を記した提灯も実に壮観。
和紙で作る御朱印帳ワークショップ
岐阜市に本店のある製本屋「有文堂」による和製本ワークショップ。この体験では、職人から直接製作の手ほどきを受けて「マイ御朱印帳」をつくる。表紙には縁起の良い意味を持った小紋柄などの手ぬぐい、中の本紙には美濃和紙を使用。世界に一つだけの御朱印帳なら、寺社巡りもより思い入れのあるものになりそうだ。
気持ちのいい秋の1日に、江戸の文化が今も色濃く残る浅草の街で「和」の心に触れる貴重な体験ができそうだ。
「<趣味さんぽ>当時の味を再現した『江戸料理 櫻田』での昼食と 和紙で作る御朱印帳ワークショップ」
日時:10月1日、11日、29日、
費用:14900円
申込:https://tour.club-t.com/tour/detail?p_baitai=997&p_baitai_web=&p_company_cd=1002000&p_course_no=1354575
(冨田格)