ベントレーのビスポーク(注文製作)部門「マリナー」が、世界有数の複合材サプライヤーであるブッチコンポジット社と共同開発した、ベンテイガ向けの22インチ・カーボンファイバーホイールを発表した。
新開発のカーボンファイバーホイールは、ホイール1本あたりのバネ下重量で6kgもの軽量化を実現するとともに、カーボンファイバーの特性による高い剛性を誇っている。
最終走行テストは、過酷な路面環境で知られる独・ニュルブルクリンク北コースで実施。非常に厳しいTÜV(技術検査協会)の基準も満たし、すべてのテストに合格した史上初のカーボンホイールになったという。
足回りの大幅な軽量化と高剛性化は、走りの切れ味と安定感を増したハンドリング性能に直結し、ブレーキシステムの応答性や制動力の向上にもつながる。
また、剛性の高いカーボンリムは同じ量のねじれを受けないため、タイヤの安定性が向上するとともに、摩耗の低減にも貢献する。
安全性も高く、万が一アルミホイールに亀裂が入ったり、粉々になるような衝撃を受けたとしても、カーボンリムの場合はゆっくりとタイヤを収縮させることができ、車両を制御しながら安全に停止させることができるという。
見た目のカッコよさは言わずもがな。ベンテイガに用意されているカーボン製のフロントスプリッターやリアディフューザー、内装のハイグロスカーボンファイバーパネルなどとのマッチングも抜群だ。
(zlatan)
画像元:ベントレーモーターズジャパン
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