夜の繁華街が恋しくなっている人に朗報。
■コロナ禍の苦境に立つ全国のスナックを応援
2020年5月からスタートした「オンラインスナック横丁」。コロナ禍によって苦境に立たされた全国各地のスナックを支援すべく、始まったこの取り組み、前例のない施策ではあったものの、1年間で約80のスナックがオンラインスナック横丁に参加し、5,000名以上の人がオンラインスナック横丁に遊びに来たという。
リアルの場でコミュニケーションが図りにくいコロナ禍において、ママ・マスターの会話力や傾聴力により安心・安全に楽しめるサービスであることが、オンラインスナック横丁の特徴。いつでも会えるクラウド上の母さん、姉さん、友達として、多くの人から「元気づけられられた」「とても癒やされた」という声が寄せられているそうだ。
2021年6月30日に法人化した「オンラインスナック横丁」、現在も苦境に立たされているスナック業界を支援し、これまで以上にスナックを盛り上げるべく、法人設立後の企画第1弾として、全国16のスナックが参加する「スナックはしご酒-夏祭り-」を8月8日(日)19時~22時に開催する。
■オンライン版“スナックはしご酒”イベント
「スナックはしご酒-夏祭り-」は、オンライン版“スナックはしご酒”イベント。全国16店舗のスナックが参加、ママやマスターが待つオンラインスナックを180分間自由に飲み歩きできるのが特徴だ。
180分のあいだ、どのスナックに遊びに行ってもOK、というシステム。全国16の地域にあるスナックのママと話ができる。
夏祭り、ということでママたちも普段とは違うドレスアップした装いで接客するそうなので、それも楽しみだ。
当日は「キーワードラリー」を開催。参加するスナックで各ママが提示する「キーワード」を入手。巡った数でもれなく豪華景品をプレゼントするとのこと。
■“スナック文化”の継承と発展を目指して
スナックの起源は、1964年に開催された第1回目の東京五輪がきっかけとなり、お酒だけでなく軽食(スナック)を提供する形態として生まれたと言われている。それから半世紀が過ぎ、2度目の東京五輪が行われている中、コロナ禍の影響を受け、多くのスナックが厳しい状況に追い込まれている。
そのような中で誕生した「オンラインスナック横丁」には、スナック未経験の20代~40代の男女が常連化するなど、新たな動きも生まれている。また、オンラインスナックをきっかけに実店舗を訪れるなど、ママやマスターとユーザーとの新たな出会いも創出、スナックの入口として、さらにはスナック文化の継承にも貢献している。
これからも多くの人がスナックに触れ、楽しめる場づくりを続け、オンラインとリアルのハイブリットでの展開も模索しながら、スナック文化を盛り上げて行こうと考えているそうだ。
コロナ禍の影響が特に深刻な、アルコールを伴う飲食業界。ただ手をこまねいているのではなく、逆境をバネに新たな客層にアウトリーチできる機会を創出している「オンラインスナック横丁」。この取り組みは、参考にできることが多いはずだ。
オンラインスナック横丁「スナックはしご酒-夏祭り-」
開催日時:8月8日(日)19:00~22:00(180分)
公式サイト:https://snackyokocho.com/products/20210808
(冨田格)