快感ペダルも新しい! 次の10年を見据えた新型「アクア」はセカンドカーにも最適

2代目となる新型アクアは、10年ものロングランヒットを実現した初代モデルと同じく、「次の10年を見据えたコンパクトカー」を追求。今から10年後の2031年時点でも、根強い人気を誇るモデルであることを目指している。

ボディサイズは、全長4,050×全幅1,695×全高1,485mm。トヨタではほぼ同じサイズかつ価格帯も近い「ヤリス」もラインナップし、両者はプラットフォームも共有しているものの、そのキャラクターは明確に異なる。

簡単にいえば、操る楽しさや低燃費を重視するなら「ヤリス」、コンパクトカーとしての利便性や上質かつ新鮮な走りを重視するなら「アクア」が第一候補となるだろう。

新型アクアのデザインはいわゆるキープコンセプトだが、その中身は驚くほどに進化している。

まず、トヨタが磨きに磨きをかけてきたハイブリッドシステムには、世界初となる「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用。先代アクアのニッケル水素電池に比べると、出力が約2倍となり、EV走行の速度域を拡大するとともにアクセル操作への応答性を高め、よりリニアでスムースな加速を実現している。

また、トヨタ初の「快感ペダル」と「POWER+モード」によって“ワンペダルドライブ”を実現し、スマートかつ新しい走行体験を提供する。ただし、あくまでも回生ブレーキの減速力を高めるもので、完全停止までカバーするタイプではない。

WLTCモード燃費(FF車)は、廉価グレードの「B」が35.8km/L、量販グレードの「X」が34.6km/L、装備充実の「G」ならびに最上級グレードの「Z」が33.6km/Lをマークする。また、アクア初となるE-Four(電気式4WDシステム)もラインナップに加わった。

そのほか、最新のトヨタセーフティセンスや、非常用電源としても活用できる「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」などを全グレードに標準装備。10.5インチの大型ディスプレイオーディオは、「Z」にのみ標準装備で、「G」ならオプションで選択できる。

■グレードおよび価格。
B=198万円(FF)/217万8,000円(E-Four)
X=209万円(FF)/228万8,000円(E-Four)
G=223万円(FF)/242万8,000円(E-Four)
Z=240万円(FF)/259万8,000円(E-Four)

(zlatan)

画像元:トヨタ自動車