この秋から冬にかけて、パリで開催のラグジュアリーな美の展覧会。
■『Narcissus Theorem(ナルキッソスの定理)』がクリエイトする壮麗な美
パルファン・クリスチャン・ディオールが後援する『The Narcissus Theorem(ナルキッソスの定理)』展は、パリ、プティ パレにて2021年9月28日から2022年1月2日まで開催する。
自然との特別な関係性を背景に置いたもので、これからさらなる拡大を見せる「ディオール カルチャーガーデン」にふさわしい展覧会だ。
現代アーティストであるジャン=ミシェル・オトニエル氏が紡ぐ、花々と作品との対話は、メゾン ディオール全体を導き育ててきた情熱を後押しする。
ジャン=ミシェル・オトニエル氏は、
「『Narcissus Theorem(ナルキッソスの定理)』とは、自分自身を映し出すことで、周りの世界を映し出す、一人の花のような男の物語」
だと語っている。
花々の壮麗さは、フレグランス、クチュール、ビューティーの全てにおいて、ディオールのクリエイティビティにインスピレーションを与え続けてきた。『ディオール カルチャー ガーデン』は、アーティストと自然との対話をさらに持続させるための取り組みだ。
庭園は、芸術的な対話にふさわしい場として、常にメゾン ディオールの中心に存在していた。クリスチャン・ディオール氏は、記憶と再生の場所として庭園を育み、そこに美的価値を見出した。
パルファン・クリスチャン・ディオールはこの情熱を受け継ぎ「ディオール カルチャー ガーデン」というイニシアチブを起ち上げることで、メゾンのアイデンティティを築いてきたアーティストと庭園との尊い対話を促す。
■プティ パレの豊かな自然に佇む威厳ある彫刻作品
ジャン=ミシェル・オトニエル氏は花々にインスピレーションを得て、植物が生い茂るプティ パレに彫刻作品を展示。メゾン ディオールが大切にしている、詩情あふれる対話を表現した。
花々や庭園への愛は、メゾンの歴史から切り離すことはできないもの。それは、クリスチャン・ディオール氏が生涯を通じて大切に育んできた美しい土地からも伺い知ることができる。
そして、彼が手掛けたクチュールやフレグランスもまた、このインスピレーションに満ちた愛によって培われてきた。
メゾンは、いずれも伝統的な造園芸術の至宝である、チュイルリー庭園の植栽や、ヴェルサイユ宮殿の「王妃の木立ち」の修復を支援。
また、最近では、パリの国立高等美術学校と提携し、ラ コル ノワール賞を創設し、受賞アーティストの作品はクリスチャン・ディオールの別荘で現在メゾン ディオールが所有している、南仏のラ コル ノワール城の庭園にて展示する。