この世を去って12年、彼が創造した世界は色褪せることはない。
■稀代のスーパースターの魅力を体感できる展覧会
世界が悲しみつつまれた2009年6月29日。亡くなった今も多くのファンを魅了し続けているマイケル・ジャクソン。
1969年、わずか11歳で5人組の兄弟グループ「ジャクソン5」の最少年リード・シンガーとしてデビューするやいなや、4曲連続シングル・ヒットチャート首位獲得という記録を打ち立てスーパースターの座についた。
プロモ―ション・ビデオと呼ばれる音楽ビデオを「ショート・フィルム」と新たに定義、芸術作品として昇華させたこともマイケル・ジャクソンが生み出した大きな革命のひとつ。彼自身の類まれなるダンス・パフォーマンスと演出家としての才能は、ビジュアル・イメージが重要な役割を果たす現在の音楽シーンの礎を築いた。
京都駅ビル内の美術館「えき」KYOTOで開催中の「写真展『MJ』~ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン~」では、マイケル・ジャクソンの代表作からスチール写真をアーカイブするとともに、世界中のファンを熱狂の渦へと巻きこんだ3つのワールド・ツアーでの圧巻のライブ・パフォーマンスなど、100点を超える写真を展覧している。
バンド「ノーナ・リーヴス」のメインボーカルで、日本屈指のマイケル・ジャクソン研究家である西寺郷太氏が選曲した30曲と共に、マイケル・ジャクソンの世界を体感できる展覧会。
不世出のスーパースター、マイケル・ジャクソン。同世代のファンはもちろん感涙ものだが、当時を知らない世代にも衝撃を与えそうな展覧会だ。
写真展「MJ」~ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン~
会期:9月5日(日)まで ※会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
入館料:一般900円(税込)
美術館「えき」KYOTO公式サイト:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
(冨田格)
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