SDGsからその先を見据える。次の10年を生きるための、本格オンライン・アート講座スタート

SDGsから一歩先を行くオンライン講座が行われる。

■生き方の指針となるオンライン講座


特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT/ エイト)は2001年の設立以来、既存のアート系教育施設とは異なる横断的で先進的な独自のスクールプログラム”MAD(Making Art Different)”を約20年に亘り開催し、総勢2500人以上に及ぶ修了生を輩出してきた。

そのAITがアート・社会・教育分野の実績とネットワークを生かし、より複合的なアートの学びを提供する場として、”MAD”をリニューアル。2021年の初夏、TOTAL ARTS STUDIES(略称・TAS 読み・タス)プレミア をスタートさせる。

7月より、TASの初回講座「シリーズ1 危機と崩壊の時代にアートができること – What Art Does in Times of Collapse and Crisis」の6本の講座動画が公開・申込み開始となった。

TASのコンセプトは、芸術をより複雑で感覚的でこれからの時代を生きる想像力を養う「道具」として考えることだ。新設となる中心プログラム「TAS プレミア」では、世界規模の気候危機やさまざまな社会課題、福祉や医療など、SDGsに密接に関わる分野を、芸術の表現や実践を通して学ぶことが可能だ。

AITでは先進的な企業が行う、さまざまな社会的要望に基づいたアートプログラムにも、その知見を生かしたコンサルティングや企画づくりを行うほか、芸術家や研究者延べ150人以上を双方向に派遣・招聘。知識と経験を共有する国際交流の場を、多数の海外文化機関・財団との協働を通じて創出しているため、プログラム内容にも生きた実際の社会事例が反映されている。

■多角的に学べるのがTASプレミアの特徴

TASプレミアは21世紀におけるアートの視点でSDGs(特に、気候変動にまつわる海外の動向や研究、メンタルヘルスと芸術家の実践、芸術と医療・福祉、子どものウェルフェア)の多角的な考えが学べる。

またオンラインの特性を活かし自分の予定にあわせて視聴できることはもちろん、インストラクターやメンバーと交流したい人向けの特典イベントもある。

スケジュールは2021年7月より、3ヶ月ごとに配信予定。料金制度はベーシック(3300円 税込)、アシスト(1650円 税込)、ラヴ・シュプリーム(5500円 税込)から選択できる。

プラン内容は申込から90日間(ラヴ・シュプリームプランは120日間)、自由に1シリーズ(合計6本)のオンラインレクチャー動画が見られる。また参考文献のリストもあるので自主学習にも役立つ。

アフターコロナを見据え、教養を身につけることは決して無駄にならないだろう。

AITホームページ
https://www.a-i-t.net/

(GINGA)