全モデル電動化! 「メルセデス・ベンツ Cクラス」が7年ぶりのFMC

言わずとしれたCクラスは、常にセグメントのベンチマークとされる存在で、先代モデルは2015年~2019年まで輸入車Dセグメントのナンバーワンであり続けた。

新時代を牽引する新型Cクラスでは、全モデルを電動化。ガソリン/ディーゼルともに9速ATとマイルドハイブリッドシステムのISGを組み合わせ、よりスムーズな加速と低振動と効率性を追求している。

ガソリン仕様は、1.5Lの直噴ターボながらエンジン単体でも最高出力204ps/最大トルク300Nmという十分なパワー&トルクを発生。そこに、最大20ps/200Nmの電気ブーストが加わる。

ディーゼル仕様も同じく電気ブーストが加わり、2.0Lのターボディーゼル単体でも200ps/440Nmという強大なトルクを発生する。ちなみにディーゼルとISGの組み合わせは、今回の新型Cクラスがメルセデス初ということになる。

さらにセダンにのみ遅れて設定されるプラグインハイブリッド仕様の「C350e」は、1.5Lの直噴ターボ(204ps/320Nm)に、最大129ps/440Nmを発生する電気モーターを組み合わせ、モーターのみで100kmを走る性能が与えられている。

また、小回り性能と走行安定性を高めるリア・アクスルステアリング(後輪操舵)をオプション装備に設定している。

エクステリアは艶めかしく伸びやかで、気品とスポーティ感を巧みに融合。数値的には先代モデルから65mm長く、10mmワイドになっている。

ヘッドライトには、新開発のDIGITALライトを採用し、片側130万個の微小な鏡により光を屈折させて照射方向を定めることで、ハイビームアシストの精度を大きく高めているという。

一方のインテリアでは、今年2月に登場した「Sクラス」の要素を採り入れながら、Cクラスらしいスポーティ感を演出。最新世代のステアリングホイールの奥には、12.3インチの大型コックピットディスプレイが鎮座し、11.9インチの縦型メディアディスプレイはドライバー側に6度傾けたスタイルとしている。

■グレードおよび価格
・セダン
C200 アバンギャルド=654万円
C200 4MATIC アバンギャルド=684万円
C220d アバンギャルド=682万円
C350e アバンギャルド=未定

・ステーションワゴン
C200 アバンギャルド=680万円
C220d アバンギャルド=708万円

(zlatan)

画像元:メルセデス・ベンツ日本