九州の真の人気駅弁が判明した。
■「九州新幹線 駅弁シリーズ2021」について
JR九州では、九州新幹線(博多駅~鹿児島中央駅)が 2011 年3月12日の全線開業から10 周年を迎えたことを記念して、熊本・鹿児島を対象とした観光キャンペーン「熊と鹿キャンペーン」を開催している。
その一環として、熊本・鹿児島の選りすぐりの駅弁の中から、利用客の投票によって賞を決定する「九州新幹線 駅弁シリーズ2021」を実施。熊本・鹿児島エリアの21種類の駅弁がエントリー。
駅弁に添付された「投票シール」にアクセスし、「味」「盛りつけ」「パッケージ」「総合」について投票し、各項目の平均点によって賞を決定した。
■総合優勝は「花の待つ駅かれい川」
総合優勝に輝いたのはJR肥薩線・嘉例川駅の「花の待つ駅かれい川」(1200円 税込)である。「ご飯やおかずも美味しくて完食!またぜひいただきたいです!」というコメントを得た。
嘉例川駅は開業118年の山間にあり、立派な木造駅舎を持つ。地域の先人達は嘉例川駅に立ち寄る利用客に1年を通して花でおもてなしをしたいと花を植えた。その思いを薩摩の郷土料理に詰め込んで「花の待つ駅 かれい川」ができた。
熊本エリアの優勝は九州新幹線・新玉名駅の「長洲きゃあめし弁当」(1100円 税込)である。素材の味が生きる味付けや色どりの美しさが評価された。
熊本エリアの準優勝は九州新幹線・新八代駅、熊本駅の「鮎屋三代」(1350円 税込)である。豪快な大きな鮎はもちろん、味が染みたご飯は多くの人をうならせた。
鹿児島エリアの優勝は総合優勝と同じく肥薩線・嘉例川駅の「百年の旅物語 かれい川」(1200円 税込)である。優しい味と竹の皮という素朴さが高く評価された。
鹿児島エリアの準優勝は九州新幹線・鹿児島中央駅の「薩摩黒膳弁当」(980円 税込)である。盛り付けの色どりと品の良い味付けが準優勝の決め手となった。
駅弁もコロナ禍で苦戦が続くが、旅にでたらまた食べたいものだ。
JR九州ホームページ
https://www.jrkyushu.co.jp/railway/index.html
(GINGA)